手がかり の ちょう こく あつ 森。 【けから始まる言葉/しりとり】3文字から順番にご紹介!

【MHWアイスボーン】黒狼鳥の厚鱗の効率的な入手方法【モンハンワールド】|ゲームエイト

手がかり の ちょう こく あつ 森

「一 分 ( ぷん )は六十 秒 ( びょう )、一 時間 ( じかん )は六十 分 ( ぷん )、では一日は?」と 聞か ( き )れたら 迷わ ( まよ )ず「二十四 時間 ( じかん )」と、わたしたちは 答え ( こた )ます。 けれども 本当に ( ほんとう )一日は二十四 時間 ( じかん )なのでしょうか? 「一日二十四 時間 ( じかん )」という 答え ( こた )は、 必ずしも ( かなら )どの 時代 ( じだい )でも 正解 ( せいかい )とは 言え ( い )ないようです。 一日というのは、 地球 ( ちきゅう )が 地軸 ( ちじく )を 中心 ( ちゅうしん )にぐるっと一 回転 ( かいてん )するのにかかる 時間 ( じかん )をいいます。 けれども、その 動き ( うご )を 狂わす ( くる ) 存在 ( そんざい )があります。 その一つが月です。 月にも 引力 ( いんりょく )があり、月の 引力 ( いんりょく )は、 地球 ( ちきゅう )の 海 ( うみ )の水を 引っ張り ( ひ ぱ )ます。 地球 ( ちきゅう )が お父さん ( とう )だとすると、月という 子供 ( こども )が お父さん ( とう )の 海 ( うみ )を 引っ張っ ( ひ ぱ )ているので、 お父さん ( とう )は 回転 ( かいてん )しにくくなります。 その 結果 ( けっか )、 少し ( すこ )ずつですが一日の 長 ( なが )さが 伸び ( の )ていくのです。 オーストラリアにある 約 ( やく )六 億 ( おく )年 前 ( まえ )の 堆積岩 ( たいせきがん )に 残さ ( のこ )れた 地層 ( ちそう )には、 潮 ( しお )の 満ち ( み ) 干 ( ひ )が 縞 ( しま ) 模様 ( もよう )として 残さ ( のこ )れています。 それを見ると、 当時 ( とうじ )一年はだいたい四百日あり、一日は 約 ( やく )二十二 時間 ( じかん )あったと 考え ( かんが )られています。 六 億 ( おく )年 前 ( まえ )に 比べる ( くら )と、 今 ( いま )の 世の中 ( よ なか )はゆっくりと 自転 ( じてん )しているのです。 一日たった二 時間 ( じかん )しかちがいませんが、 毎日 ( まいにち )いそがしく 過ごし ( す )ている人にとってこの二 時間 ( じかん )は大きな 差 ( さ )に 感じる ( かん )ことでしょう。 地球 ( ちきゅう )が 誕生 ( たんじょう )したばかりのときは、さらに 自転 ( じてん ) 速度 ( そくど )は 速く ( はや )、一年は二千日あったとされています。 ということは一日が四 時間 ( じかん )くらいしかなかったことになり、 朝 ( あさ ) 起き ( お )て学校へ 行 ( い )ったと 思っ ( おも )たら、 給食 ( きゅうしょく )を 急い ( いそ )で 食べ ( た )てもう 寝る ( ね )。 そんな 生活 ( せいかつ )をしなければならなかったのです。 今 ( いま )の 世の中 ( よ なか )でよかった、と 思わ ( おも )ずにはいられません。 さて、 地球 ( ちきゅう )の 自転 ( じてん )の 回転 ( かいてん ) 速度 ( そくど )に 影響 ( えいきょう )を 与え ( あた )ている月ですが、月もまた 地球 ( ちきゅう )からの 影響 ( えいきょう )を 受け ( う )ています。 地球 ( ちきゅう )の 周り ( まわ )を 回転 ( かいてん )しているうちに、月は一 年間 ( ねんかん )に 約 ( やく )三センチメートルずつ 地球 ( ちきゅう )から 遠ざかっ ( とお )ているのです。 肉眼 ( にくがん )で見る 限り ( かぎ )あまり大きなちがいには 感じ ( かん )ませんが、もしかすると、かぐや 姫 ( ひめ )は日がたつごとに月が 地球 ( ちきゅう )から 離れ ( はな )てしまっていることを 知っ ( し )ていたのかもしれません。 「もうすぐおばあさん、おじいさんと 離れ ( はな )なければならない。 」 と、 泣い ( な )ているのではなく、 「早くしないと月に 帰れ ( かえ )なくなる。 」 と、 思っ ( おも )ていたとも 考え ( かんが )られます。 だから月を見ては 涙 ( なみだ )を 流し ( なが )ていたのかもしれません。 「これでおむかえがこなければ、わたしも 運 ( うん )のつき(月)かしら……。 ある日、 家 ( いえ )に お客様 ( きゃくさま )が 来 ( き )ました。 ジェリーのお 兄さん ( にい )は、 お客様 ( きゃくさま )のたばこに火をつけてあげようとして、テーブルの上にあったマッチの 箱 ( はこ )をあけました。 次 ( つぎ )の 瞬間 ( しゅんかん )、お 兄さん ( にい )も お客様 ( きゃくさま )も 大声 ( おおごえ )をあげて 逃げ出し ( に だ )ました。 マッチ 箱 ( ばこ )に入っていたのは、マッチではなくて、生きたサソリの 親子 ( おやこ )だったのです。 きっとジェリーのしわざだな、とお 兄さん ( にい )はおこりながらも、あきらめました。 大人になったとき、ジェリーはこう 言い ( い )ました。 「これが 私 ( わたし )の 持っ ( も )た 最初 ( さいしょ )の 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )でした。 サソリの 親子 ( おやこ )の入ったマッチ 箱 ( ばこ )が。 」 さて、サソリの 親子 ( おやこ )を 手始め ( てはじ )として、ジェリーはどんどん 動物 ( どうぶつ )を 集め ( あつ )ました。 大体 ( だいたい )は二 階 ( かい )の 自分 ( じぶん )の 部屋 ( へや )で 飼っ ( か )ていたので、そこが 次 ( つぎ )の「ジェリーの 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )」になりました。 ジェリーの お父さん ( とう )は早くに 亡くなっ ( な )ていて、 家族 ( かぞく )は お母さん ( かあ )と大きいお 兄さん ( にい )が二人、 若い ( わか )お 姉さん ( ねえ )が一人いました。 みんな、「ジェリーの 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )」の 動物 ( どうぶつ )たちがふえていくことには、 文句 ( もんく )を 言い ( い )ましたが、ひとたびジェリーが 新しい ( あたら ) 動物 ( どうぶつ )を 持っ ( も )て 帰る ( かえ )と、みんなもかわいいと 喜ん ( よろこ )で、 飼う ( か )のを 許し ( ゆる )てしまうのでした。 大人になるとジェリーは、 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )に 送る ( おく )ためのめずらしい 動物 ( どうぶつ )をアフリカまで 行っ ( い )てつかまえる 仕事 ( しごと )を 始め ( はじ )ました。 ところが、いざ 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )に 送ら ( おく )れることになると、ジェリーはがっかりしました。 せっかく 仲良く ( なかよ )なった 動物 ( どうぶつ )たちと 別れ ( わか )なければいけないばかりか、 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )では 飼い ( か ) 方 ( かた )もわからず、ひどい 生活 ( せいかつ )をさせるようになったところもあったからでした。 その上アフリカでは、 人間 ( にんげん )によって 動物 ( どうぶつ )たちが 住む ( す )ところをなくしたり、ぜいたくをするために 殺さ ( ころ )れたりしてほろんでいっていることを、ジェリーは 知り ( し )ました。 それは、 絶滅 ( ぜつめつ )しかけた 動物 ( どうぶつ )を 保護 ( ほご )し、 増やし ( ふ )、それから 生まれ故郷 ( う こきょう )に 返す ( かえ ) 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )でした。 さらに、 生まれ故郷 ( う こきょう )の人々に、どんなに 動物 ( どうぶつ )が 大切 ( たいせつ )かを 教育 ( きょういく )し、 動物 ( どうぶつ )たちが 住める ( す )ように 自然 ( しぜん )をよみがえらせる 仕事 ( しごと )もする 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )でした。 ジェリーはその「 夢 ( ゆめ )の 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )」を 作る ( つく )お金を 集める ( あつ )ために、 今 ( いま )までの 経験 ( けいけん )をおもしろく本に 書い ( か )て 売っ ( う )たり、いろいろなところで 話 ( はなし )をして 寄付 ( きふ )をもらったりしました。 ついに 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )の 計画 ( けいかく )は 実現 ( じつげん )しました。 ジャージー 野生 ( やせい ) 動物 ( どうぶつ ) 保護 ( ほご ) 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )です。 世界中 ( せかいじゅう )からその 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )に 協力 ( きょうりょく )し、 勉強 ( べんきょう )する人たちが 集まっ ( あつ )てきました。 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )の二十五 周年 ( しゅうねん ) 記念 ( きねん )のとき、ジェリーは 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )で 働く ( はたら )人たちから、すばらしいプレゼントをもらって、 大声 ( おおごえ )をあげました。 それは、 銀 ( ぎん )のマッチ 箱 ( ばこ )に入った、金でできたサソリの 親子 ( おやこ )の 人形 ( にんぎょう )でした。 誰 ( だれ )もが、ジェリーの「 最初 ( さいしょ )の 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )」のことを 知っ ( し )ていたのでした。 さて、 昔 ( むかし )、 食堂 ( しょくどう )で 逃げ出し ( に だ )てみんなを 驚か ( おどろ )せたニシキヘビは、 その後 ( ご )どうなったのでしょう。 実は ( じつ )、 本当に ( ほんとう ) 驚い ( おどろ )たのはヘビの 方 ( ほう )で、つかまえられたヘビはおりの中で、「ヘー、ビっくりした。 」と 言っ ( い )ていたそうです。 ガガーリンの 乗っ ( の )たボストーク 宇宙船 ( うちゅうせん )は、 地球 ( ちきゅう )をひとまわりする 飛行 ( ひこう )に 成功 ( せいこう )しました。 宇宙 ( うちゅう )から 地球 ( ちきゅう )を見たガガーリンは、「 地球 ( ちきゅう )は青かった」と 語り ( かた )ました。 月に立った 最初 ( さいしょ )の人は、アポロ 宇宙船 ( うちゅうせん )に 乗っ ( の )たアメリカのアームストロングです。 そのとき、テレビの 前 ( まえ )では 世界中 ( せかいじゅう )の 何 ( なん ) 億 ( おく )人という人々が、かたずをのんで 見守っ ( みまも )ていました。 月面 ( げつめん )を 歩い ( ある )たアームストロング 船長 ( せんちょう )は、「この 一歩 ( いっぽ )はひとりの 人間 ( にんげん )にとっては小さな 一歩 ( いっぽ )だが、 人類 ( じんるい )にとっては大きな 飛躍 ( ひやく )となるだろう」という 言葉 ( ことば )を 残し ( のこ )ています。 その後 ( ご )、アメリカと ソ連 ( れん )は、 競い合う ( きそ あ )ように 宇宙 ( うちゅう ) 開発 ( かいはつ )を 進め ( すす )、 宇宙船 ( うちゅうせん )やロケットは 急速 ( きゅうそく )に 進歩 ( しんぽ )していきました。 無重力 ( むじゅうりょく )の 宇宙 ( うちゅう ) 空間 ( くうかん )で、どのくらい 生活 ( せいかつ )できるかという 実験 ( じっけん )が 始まり ( はじ )、 宇宙 ( うちゅう )ステーションで 生活 ( せいかつ )できる 最長 ( さいちょう ) 記録 ( きろく )が 次々 ( つぎつぎ )とぬりかえられていきました。 宇宙 ( うちゅう ) 空間 ( くうかん )では、 地球 ( ちきゅう )上ではむずかしい 動作 ( どうさ )が 簡単 ( かんたん )にできます。 重い ( おも )ものを 持ち上げ ( も あ )たり、 宙返り ( ちゅうがえ )をするのもたやすいことです。 しかし、 不便 ( ふべん )なこともたくさんあります。 たとえば、ひげをそると、 切っ ( き )たひげがあたりにふわふわと 漂い ( ただよ )はじめるので、あわてて 吸い取ら ( す と )なくてはなりません。 宇宙 ( うちゅう )ステーションでのさまざまな 実験 ( じっけん )のおかげで、 無重力 ( むじゅうりょく )が 人間 ( にんげん )の 体 ( からだ )にどんな 影響 ( えいきょう )をおよぼすかが、 次第に ( しだい )わかってきました。 やがて、 科学 ( かがく ) 技術 ( ぎじゅつ )の 進歩 ( しんぽ )により、スペースシャトルという 宇宙船 ( うちゅうせん )が 登場 ( とうじょう )しました。 シャトルは、 何 ( なん ) 度 ( ど )も くり返し ( かえ ) 飛行 ( ひこう )できる 宇宙船 ( うちゅうせん )です。 シャトルでいちばん大きいのは 燃料 ( ねんりょう )タンクです。 十五 階 ( かい ) 建て ( だ )のビルほどもある 巨大 ( きょだい )な 燃料 ( ねんりょう )タンクは、 途中 ( とちゅう )で 切り離さ ( き はな )れ、 残っ ( のこ )た 連絡 ( れんらく ) 船 ( せん )が 軌道 ( きどう )に 乗っ ( の )て 地球 ( ちきゅう )を 回り ( まわ )ます。 日本人の 宇宙 ( うちゅう ) 飛行 ( ひこう ) 士 ( し )も、スペースシャトルの 乗組 ( のりくみ ) 員 ( いん )として 活躍 ( かつやく )しました。 現在 ( げんざい )、 各国 ( かっこく )が 協力 ( きょうりょく )して 国際 ( こくさい ) 宇宙 ( うちゅう )ステーションの 建設 ( けんせつ )を 進め ( すす )ています。 地球 ( ちきゅう )から 少し ( すこ )ずつ 部品 ( ぶひん )を 打ち上げ ( う あ )て、 今 ( いま )までにない 巨大 ( きょだい )な 施設 ( しせつ )を 組み立てる ( く た )のです。 これは、 地球 ( ちきゅう )の 周り ( まわ )を 回り ( まわ )ながら、さまざまな 研究 ( けんきゅう )や 実験 ( じっけん )を 行なう ( おこ ) 有人 ( ゆうじん )の 施設 ( しせつ )で、ステーションの中では、 宇宙 ( うちゅう ) 飛行 ( ひこう ) 士 ( し )が 交代 ( こうたい )で 仕事 ( しごと )をしています。 将来 ( しょうらい )は、 宇宙 ( うちゅう )ステーションの 内部 ( ないぶ )で人が 暮らせる ( く )ように 研究 ( けんきゅう )が 進め ( すす )られています。 さらに、もっと 巨大 ( きょだい )なスペースコロニーを 作る ( つく )ことも 考え ( かんが )られています。 スペースコロニーの 内部 ( ないぶ )には 酸素 ( さんそ )も 太陽 ( たいよう )の 光 ( ひかり )もあるので、 地球 ( ちきゅう )と 同じ ( おな )ような 生活 ( せいかつ )ができることになるでしょう。 月や 火星 ( かせい )、 木星 ( もくせい )の 衛星 ( えいせい )に 宇宙 ( うちゅう ) 基地 ( きち )を 作る ( つく ) 計画 ( けいかく )もあります。 また、 火星 ( かせい )に 植物 ( しょくぶつ )をたくさん 植え ( う )て、 地球 ( ちきゅう )のような 惑星 ( わくせい )にしようという 考え ( かんが )もあります。 植物 ( しょくぶつ )は 二酸化炭素 ( にさんかたんそ )から 酸素 ( さんそ )を 作り出し ( つく だ )てくれるので、 火星 ( かせい )が 緑 ( みどり )の 惑星 ( わくせい )になれば、 人間 ( にんげん )も 呼吸 ( こきゅう )ができるようになります。 何 ( なに ) 世紀 ( せいき )もかかる 壮大 ( そうだい )な 計画 ( けいかく )ですが、 太陽系 ( たいようけい )に 私 ( わたし )たちが 住める ( す ) 惑星 ( わくせい )をもう一つ 作る ( つく )という、ワクワクするような 話 ( はなし )です。 成功 ( せいこう )すれば、いつかは 火星 ( かせい )で生まれ 育っ ( そだ )た「 火星 ( かせい )人」が 現れる ( あらわ )ことになります。 みなさんが大人になるころには、 自分 ( じぶん )でカセイだお金で 火星 ( かせい )に 行ける ( い )ようになるかもしれません。 そのころになると、 最初 ( さいしょ )の 宇宙 ( うちゅう ) 飛行 ( ひこう ) 士 ( し )ガガーリンのことは、 懐かしい ( なつ ) 昔話 ( むかしばなし )のように 語ら ( かた )れることになるでしょう。 「そう 言え ( い )ば、 最初 ( さいしょ )に 宇宙 ( うちゅう )に 行っ ( い )た、あのだれだっけ、ほらパンにつけてよく 食べる ( た )人。 」 「それは、マーガリン。 陸 ( りく )の 地形 ( ちけい )は 簡単 ( かんたん )に見ることができますが、 海 ( うみ )の中の 地形 ( ちけい )は見ることができません。 長い ( なが ) 間 ( あいだ )、 海底 ( かいてい )の 地形 ( ちけい )はなぞにつつまれていました。 しかし、二十 世紀 ( せいき )になって、 深い ( ふか ) 海 ( うみ )の中を 調べる ( しら ) 技術 ( ぎじゅつ )が 発達 ( はったつ )しました。 たとえば、 海 ( うみ )の 底 ( そこ )に 音波 ( おんぱ )をぶつけて、はねかえってくる 時間 ( じかん )のちがいから、 海 ( うみ )の 深 ( ふか )さを 測る ( はか ) 方法 ( ほうほう )が 考え出さ ( かんが だ )れたのです。 こうして、しだいに 海底 ( かいてい )の 姿 ( すがた )がわかってきました。 海底 ( かいてい )の 地形 ( ちけい ) 図 ( ず )を見ると、 陸地 ( りくち ) 以上 ( いじょう )に大きな山や 谷 ( たに )がたくさんあることに 驚かさ ( おどろ )れます。 陸上 ( りくじょう )の 山脈 ( さんみゃく )とはまったくくらべものにならないほど、 長い ( なが ) 山脈 ( さんみゃく )が 続い ( つづ )ていたり、 深い ( ふか ) 谷 ( たに )が 何 ( なん )本もきざまれている 場所 ( ばしょ )もあります。 海底 ( かいてい )は、山あり 谷 ( たに )ありなのです。 なぜ、 海 ( うみ )の 底 ( そこ )はこのような 地形 ( ちけい )になっているのでしょう。 地球 ( ちきゅう )の 中心 ( ちゅうしん )からは、いつも 熱い ( あつ )マグマが 上昇 ( じょうしょう )しています。 マグマは、 地殻 ( ちかく )を 引き裂い ( ひ さ )て 新しい ( あたら ) 海底 ( かいてい )を 作り ( つく )ます。 海 ( うみ )の 山脈 ( さんみゃく )、つまり 海嶺 ( かいれい )は、 新しい ( あたら ) 海底 ( かいてい )が生まれ出ている 現場 ( げんば )です。 また 海 ( うみ )の 谷 ( たに )、つまり 海溝 ( かいこう )は、 海底 ( かいてい )が 地球 ( ちきゅう )の 中心 ( ちゅうしん )に 沈み ( しず )こんでいる 場所 ( ばしょ )です。 海嶺 ( かいれい )も 海溝 ( かいこう )も、たいへん 地震 ( じしん )の 起き ( お )やすい 場所 ( ばしょ )です。 地球 ( ちきゅう )の 表面 ( ひょうめん )は、十 枚 ( まい ) 以上 ( いじょう )の 板 ( いた )に 分かれ ( わ )ており、それぞれが 異なっ ( こと )た 方向 ( ほうこう )にゆっくりと 動い ( うご )ています。 そのスピードは、一年に 数 ( すう )センチメートルほどです。 海底 ( かいてい )も 陸地 ( りくち )も、このプレートと 呼ば ( よ )れる 板 ( いた )の上に 乗っ ( の )て 少し ( すこ )ずつ 動き ( うご )ます。 これをプレートテクトニクス 理論 ( りろん )と 言い ( い )ます。 舌 ( した )をかみそうな 名前 ( なまえ )なので、テクトウ( 適当 ( てきとう ))に 読み ( よ )たくなってしまいます。 プレートが 他 ( た )のプレートとぶつかる 場所 ( ばしょ )はどうなっているのでしょう。 そこでは 片方 ( かたほう )のプレートが 新しく ( あたら )生まれ出ており、もう 片方 ( かたほう )のプレートがその下に 沈み ( しず )こんでいます。 海底 ( かいてい )の山や 谷 ( たに )は、プレートが 動く ( うご )ときに大きな力がかかってできる 傷 ( きず )のようなものです。 陸地 ( りくち )が 動い ( うご )ているのではないかということを 最初 ( さいしょ )に 考え ( かんが )たのは、二十 世紀 ( せいき )の 初め ( はじ )のウェゲナーという人でした。 彼 ( かれ )は、 世界 ( せかい ) 地図 ( ちず )を見ているとき、 陸地 ( りくち )をはさみで 切り取っ ( き と )てジグソーパズルのように 合わせ ( あ )てみると、ぴったり 合う ( あ )ことに気がついたのです。 アフリカ 大陸 ( たいりく )の 西 ( にし )と 南米 ( なんべい ) 大陸 ( たいりく )の 東 ( ひがし )の 海岸線 ( かいがんせん )など、 驚く ( おどろ )ほどうまく 重なり ( かさ )ます。 このふとした 思いつき ( おも )から、 考え出さ ( かんが だ )れたのが 大陸 ( たいりく ) 移動 ( いどう ) 説 ( せつ )です。 大昔 ( おおむかし )の 地球 ( ちきゅう )にはパンゲア 大陸 ( たいりく )と 呼ば ( よ )れる一つの 巨大 ( きょだい )な 大陸 ( たいりく )があり、これがいくつかに 分かれ ( わ )て 移動 ( いどう )し、 現在 ( げんざい )のようなたくさんの 大陸 ( たいりく )になったという 考え方 ( かんが かた )でした。 しかしウェゲナーは、なぜ 大陸 ( たいりく )が 分かれ ( わ )て 動い ( うご )ていったのかということまでは、うまく 説明 ( せつめい )できませんでした。 そのため、 当時 ( とうじ )の 学者 ( がくしゃ )たちは 大陸 ( たいりく ) 移動 ( いどう ) 説 ( せつ )に 疑問 ( ぎもん )をいだいていました。 また、 自分 ( じぶん )たちの 生活 ( せいかつ )の 基盤 ( きばん )である 大地 ( だいち )が 動く ( うご )という 考え ( かんが )は、人々の 反発 ( はんぱつ )を 買い ( か )ました。 ウェゲナーは 化石 ( かせき ) 調査 ( ちょうさ )などを 行ない ( おこ )、その 証拠 ( しょうこ )を 示そ ( しめ )うとしましたが、グリーンランドを 探検 ( たんけん )中に 遭難 ( そうなん )してしまいました。 ウェゲナーの 死後 ( しご )、いったんほろび 去っ ( さ )たかに見えた 大陸 ( たいりく ) 移動 ( いどう ) 説 ( せつ )は、プレートテクトニクス 理論 ( りろん )とともに 復活 ( ふっかつ )することになります。 世界 ( せかい ) 地図 ( ちず )を見てふとひらめいた 考え ( かんが )が、 数 ( すう )十年の 時 ( とき )を 経 ( へ )て 真実 ( しんじつ )であるとわかったのです。 ウェゲナーが 今 ( いま )も生きていれば、きっとうれしゲナー 顔 ( かお )をしたでしょう。 自分 ( じぶん )の正しかったことが 証明 ( しょうめい )されて、ウェゲナーはうれしなきをしたかもしれません。 「ウェーン。

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手がかり の ちょう こく あつ 森

その 国 ( くに )の 王子 ( おうじ )にジャンという 少年 ( しょうねん )がいました。 ジャンが 森 ( もり )の 中 ( なか )を 歩 ( ある )くと、 木 ( き )の 精 ( せい )や 花 ( はな )の 精 ( せい )が 話 ( はな )しかけてきます。 父親 ( ちちおや )の 王 ( おう )は、 森 ( もり )の 精 ( せい )たちが 話 ( はな )しかけるのは、 子 ( こ )どもだけだと 言 ( い )います。 ジャンの 幼 ( おさな )なじみにミーナという 女 ( おんな )の 子 ( こ )がいました。 ミーナはドーヌ 川 ( がわ )の 中流 ( ちゅうりゅう )にある 平野 ( へいや )の 国 ( くに )グリナのお 姫様 ( ひめさま )です。 ミーナは 美 ( うつく )しくて 聡明 ( そうめい )な 女 ( おんな )の 子 ( こ )でした。 二人 ( ふたり )の 国 ( くに )は 争 ( あらそ )いもなく 仲 ( なか )よく 助 ( たす )け 合 ( あ )っていました。 二人 ( ふたり )は 城同士 ( しろどうし )が 近 ( ちか )いので、 幼 ( おさな )いときからよく 一緒 ( いっしょ )に 森 ( もり )や 平野で遊 ( あそ )びました。 フォレス 国 ( こく )の 森 ( もり )でお 話 ( はなし )をしたり、グリナ 国 ( こく )の 平野 ( へいや )をかけまわったりして 遊 ( あそ )びました。 1B 海岸 ( かいがん )の 国 ( くに ) 1B 海岸 ( かいがん )の 国 ( くに ) ドーヌ 川 ( がわ )の 下流 ( かりゅう )には 海岸 ( かいがん )の 国 ( くに )コストがありました。 コストは 広 ( ひろ )い 国土 ( こくど )と 大 ( おお )きな 海 ( うみ )をもっていました。 国 ( くに )は、 海 ( うみ )からとれる 魚 ( さかな )や 貝 ( かい )のおかげで 豊 ( ゆた )かにうるおっていました。 コスト 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )は、その 富 ( とみ )で 強 ( つよ )い 軍隊 ( ぐんたい )を 鍛 ( きた )え、さらに 領土 ( りょうど )を 拡大 ( かくだい )する 野心 ( やしん )をもっていました。 コスト 国 ( こく )は 代々 ( だいだい ) 女王 ( じょおう )が 国 ( くに )を 治 ( おさめ )めていました。 しかし、 女王 ( じょおう )には 大 ( おお )きな 悩 ( なや )みがありました。 それは 跡継 ( あとつ )ぎが 生 ( う )まれなかったことです。 女王 ( じょおう )は、 若 ( わか )くて 聡明 ( そうめい )な 女 ( おんな )の 子 ( こ )を 探 ( さが )していました。 そして、グリナ 国 ( こく )のミーナ 姫 ( ひめ )が、 若 ( わか )くて 聡明 ( そうめい )な 姫 ( ひめ )だという 評判 ( ひょうばん )を 聞 ( き )きつけました。 コスト 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )は、グリナ 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )にミーナ 姫 ( ひめ )を 養女 ( ようじょ )にくれるように 申 ( もう )し 入 ( い )れました。 グリナ 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )はその 申 ( もう )し 入 ( い )れを 断 ( ことわ )りました。 かわいい 姫 ( ひめ )を 他 ( た )の 国 ( くに )にやるわけにはいきません。 2 売 ( う )らない 2 売 ( う )らない コスト 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )は、 断 ( ことわ )れば 魚 ( さかな )や 貝 ( かい )はグリナ 国 ( こく )に 売 ( う )らないと 言 ( い )いました。 さらに、 強力 ( きょうりょく )な 軍隊 ( ぐんたい )をひきいて 攻 ( せ )め 込 ( こ )んで 行 ( い )く 覚悟 ( かくご )だと 言 ( い )いました。 聡明 ( そうめい )な 跡継 ( あとつ )ぎがいなければ、どのみち 国 ( くに )は 滅 ( ほろ )んでしまうので、 何 ( なに )が 何 ( なん )でもミーナ 姫 ( ひめ )が 欲 ( ほ )しいといった 勢 ( いきお )いでした。 グリナ 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )は 困 ( こま )ってしまいました。 「お 母様 ( かあさま )、わたしはコスト 国 ( こく )へまいります。 魚 ( さかな )や 貝 ( かい )がなければ 民 ( たみ )が 困 ( こま )ります。 コスト 国 ( こく )が 攻 ( せ )めてくれば 多 ( おお )くの 民 ( たみ )が 亡 ( な )くなります。 わたしは 姫 ( ひめ )ですから、 民 ( たみ )のために 役 ( やく )に 立 ( た )ちたいと 思 ( おも )います。 グリナ 国 ( こく )にはまだ 妹 ( いもうと )のミーシャがいますから、 安心 ( あんしん )です。 」 グリナ 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )は 泣 ( な )いていました。 ミーナはお 母様 ( かあさま )を 心配 ( しんぱい )させるといけないので、 涙 ( なみだ )を 見 ( み )せませんでした。 2B 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き ) 2B 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き ) フォレス 国 ( こく )の 森 ( もり )の 中 ( なか )には 一本 ( いっぽん )の 大 ( おお )きな 木 ( き )があります。 ジャンとミーナはよくその 木 ( き )の 下 ( した )で 会 ( あ )っていました。 何千年 ( なんぜんねん )も 生 ( い )きている 木 ( き )で、 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き )と 呼 ( よ )ばれていました。 太 ( ふと )い 幹 ( みき )で、 大 ( おお )きい 枝 ( えだ )が 屋根 ( やね )のようになっています。 ジャンが 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き )に 行 ( い )くと、ミーナが 一人 ( ひとり )で 泣 ( な )いていました。 「どうしたの、ミーナ。 何 ( なに )かあったの?」 「わたしコスト 国 ( こく )へ 養女 ( ようじょ )に 行 ( い )かなければならなくなったの。 」 ジャンは 驚 ( おどろ )きました。 コスト 国 ( こく )は、グリナ 国 ( こく )よりさらに 遠 ( とお )いところにあります。 もう、 簡単 ( かんたん )に 会 ( あ )うことはできなくなってしまいます。 行 ( い )かなくてもいい 方法 ( ほうほう )がないかミーナに 聞 ( き )いてみました。 しかし、ミーナは 首 ( くび )をふるばかりです。 ジャンは 悲 ( かな )しくなりました。 ミーナの 涙 ( なみだ )が 下 ( した )に 落 ( お )ちていた 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き )の 葉 ( は )にこぼれました。 3 涙 ( なみだ ) 3 涙 ( なみだ ) 木 ( こ )の 葉 ( は )はみるみる 紅色 ( くれないいろ )に 染 ( そ )まっていきました。 フォレス 国 ( こく )の 不思議 ( ふしぎ )な 森 ( もり )の 木 ( こ )の 葉 ( は )は、 涙 ( なみだ )にぬれると 色 ( いろ )が 変 ( か )わります。 木 ( こ )の 葉 ( は )たちにも 悲 ( かな )しみが 伝 ( つた )わっているようでした。 ミーナ 姫 ( ひめ )がコスト 国 ( こく )へ 旅立つ日 ( ひ )が 来 ( き )ました。 コスト 国 ( こく )から 綺麗 ( きれい )な 装 ( よそお )いの 家来 ( けらい )たちが 行列 ( ぎょうれつ )を 作 ( つく )って 迎 ( むか )えに 来 ( き )ました。 真ん中 ( まんなか )にはミーナ 姫 ( ひめ )の 乗 ( の )る 馬車 ( ばしゃ )がありました。 コスト 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )が 中 ( なか )から 出 ( で )てきました。 家来 ( けらい )たちがいっせいに 敬礼 ( けいれい )をして、ラッパの 音 ( おと )が 鳴 ( な )り 響 ( ひび )きました。 「お 母様 ( かあさま )、お 別 ( わか )れです。 」 ミーナ 姫 ( ひめ )はじゅうたんの 上 ( うえ )を 歩 ( ある )いて 行 ( い )きました。 グリナ 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )も 妹 ( いもうと )のミーシャも 家来 ( けらい )も 民 ( たみ )もみんな 泣 ( な )いていました。 ジャンはコスト 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )にお 願 ( ねが )いしてみました。 3B 跡継 ( あとつ )ぎ 3B 跡継 ( あとつ )ぎ 「コスト 国 ( こく )の 女王陛下 ( じょおうへいか )に 申 ( もう )し 上 ( あ )げます。 わたしはフォレス 国 ( こく )の 王子 ( おうじ )ジャンです。 なんとかミーナ 姫 ( ひめ )を 連 ( つ )れて 行 ( い )くのをやめていただけないでしょうか。 」 「あなたがジャン 王子 ( おうじ )ですか。 聡明 ( そうめい )な 王子 ( おうじ )だと 聞 ( き )いております。 わが 国 ( くに )では 跡継 ( あとつ )ぎの 姫 ( ひめ )を 必要 ( ひつよう )としています。 ミーナ 姫 ( ひめ )にはつらいことですが、コスト 国 ( こく )の 未来 ( みらい )には 聡明 ( そうめい )な 指導者 ( しどうしゃ )が 必要 ( ひつよう )なのです。 」 「そのためにグリナ 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )や 民 ( たみ )に 悲 ( かな )しいつらい 思 ( おも )いをさせねばなりません。 人々 ( ひとびと )を 悲 ( かな )しませたり 苦 ( くる )しめたりすると、いつかその 報 ( むくい )いをうけなければいけません。 」 「コスト 国 ( こく )の 発展 ( はってん )のためには 多少 ( たしょう )の 犠牲 ( ぎせい )は 仕方 ( しかた )がありません。 ミーナ 姫 ( ひめ )が 帰 ( かえ )りたくなるといけないから、 会 ( あ )うことも 手紙 ( てがみ )も 禁 ( きん )じます。 ジャン 王子 ( おうじ )もミーナ 姫 ( ひめ )のことは 忘 ( わす )れてください。 」 4 悲 ( かな )しみ 4 悲 ( かな )しみ ジャンは 悲 ( かな )しくなりました。 会 ( あ )うこともできなくなりそうです。 コスト 国 ( こく )ではミーナ 姫 ( ひめ )を 向 ( む )かえるために 盛大 ( せいだい )なパーティーが 用意 ( ようい )されていました。 コスト 国 ( こく )のために 来 ( き )てくれたミーナ 姫 ( ひめ )は、 民 ( たみ )や 家来 ( けらい )に 大歓迎 ( だいかんげい )をうけました。 そして、その 美 ( うつく )しさと 聡明 ( そうめい )さに、 民 ( たみ )や 家来 ( けらい )の 熱狂的 ( ねっきょうてき )な 支持 ( しじ )をうけました。 コスト 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )はますますミーナ 姫 ( ひめ )のことが 気 ( き )に 入 ( い )り、 手 ( て )ばなせなくなりました。 ジャンは 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き )の 下 ( した )で 悲 ( かな )しみに 沈 ( しず )んでいました。 ミーナと 別 ( わか )れ 別 ( わか )れになってしまいました。 落 ( お )ち 葉 ( ば )に 涙 ( なみだ )がこぼれると 紅色 ( くれないいろ )に 葉 ( は )が 染 ( そ )まりました。 木 ( こ )の 葉 ( は )も 悲 ( かな )しんでいるようです。 いや、 森 ( もり ) 全体 ( ぜんたい )がジャンと 一緒 ( いっしょ )に 悲 ( かな )しんでいるようでした。 夜 ( よる )になって、 冷 ( つめ )たい 風 ( かぜ )が 吹 ( ふ )いてきました。 ジャンは 一晩中 ( ひとばんじゅう ) 悲 ( かな )しみ 続 ( つづ )けました。 ジャンの 涙 ( なみだ )は 朝露 ( あさつゆ )となって 森 ( もり )の 木 ( こ )の 葉 ( は )にこぼれました。 4B 手紙 ( てがみ ) 4B 手紙 ( てがみ ) すると、 木々 ( きぎ )の 緑 ( みどり )の 葉 ( は )が、つぎつぎにその 色 ( いろ )を 変 ( か )えて 行 ( い )きました。 あるものは 紅色 ( くれないいろ )に、あるものは 黄色 ( きいろ )になりました。 ジャンは 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き )に 話 ( はな )しかけました。 「 長老様 ( ちょうろうさま )、わたしはミーナ 姫 ( ひめ )と 会 ( あ )えなくなってしまいました。 どうしたらいいでしょうか。 手紙 ( てがみ )を 出 ( だ )しても 渡 ( わた )さないと 言 ( い )われました。 」 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き )の 精 ( せい )の 太 ( ふと )く 静 ( しず )かな 声 ( こえ )が、 心 ( こころ )の 中 ( なか )に 響 ( ひび )いてきました。 「 涙 ( なみだ )で 色 ( いろ )が 変 ( か )わった 森 ( もり )の 木 ( こ )の 葉 ( は )に、わしの 体 ( からだ )についている 魔法 ( まほう )の 枝 ( えだ )で 文字 ( もじ )を 書 ( か )いて、 湖 ( みずうみ )に 流 ( なが )してごらん。 毎日 ( まいにち ) 願 ( ねが )いを 込 ( こ )めて 流 ( なが )せば、 海岸 ( かいがん )の 国 ( くに )に 流 ( なが )れ 着 ( つ )いて、 思 ( おも )いが 伝 ( つた )わるかもしれないよ。 」 それから、 毎日 ( まいにち )ジャンは 魔法 ( まほう )の 枝 ( えだ )で 葉 ( は )っぱに 手紙 ( てがみ )を 書 ( か )いて 湖 ( みずうみ )に 流 ( なが )しました。 5 偶然 ( ぐうぜん ) 5 偶然 ( ぐうぜん ) 一日 ( いちにち )に 何通 ( なんつう )も 書 ( か )いて、どうかミーナ 姫 ( ひめ )に 届 ( とど )きますようにと 願 ( ねが )いこめて 流 ( なが )しました。 人 ( ひと )に 届 ( とど )けてもらう 手紙 ( てがみ )や 伝書鳩 ( でんしょばと )などは 検査 ( けんさ )されてしまうに 違 ( ちが )いありません。 いまのところ、 偶然 ( ぐうぜん )ミーナ 姫 ( ひめ )がこの 葉 ( は )っぱの 手紙 ( てがみ )を 目 ( め )にすることを 祈 ( いの )るしかありません。 書 ( か )いているうちに 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き )のまわりの 森 ( もり )の 木 ( き )には 葉 ( は )っぱがなくなってしまいました。 これだけ 書 ( か )いても 何 ( なん )の 返事 ( へんじ )もないのだから、きっとミーナ 姫 ( ひめ )の 目 ( め )にふれることはなかったのだと 思 ( おも )いました。 ジャンは 悲 ( かな )しくなりました。 ジャンの 涙 ( なみだ )は 森 ( もり ) 全体 ( ぜんたい )を 悲 ( かな )しくさせました。 そして、 森 ( もり )も 一緒 ( いっしょ )に 泣 ( な )きました。 森 ( もり )の 涙 ( なみだ )は 雨 ( あめ )となって、 来 ( く )る 日 ( ひ )も 来 ( く )る 日 ( ひ )も 降 ( ふ )り 続 ( つづ )けました。 雨 ( あめ )は 森 ( もり )の 木 ( き )の 下 ( した )のふかふかの 土 ( つち )の 中 ( なか )にためこまれていきました。 そのため 川 ( かわ )があふれることはありませんでした。 5B 宮殿 ( きゅうでん ) 5B 宮殿 ( きゅうでん ) コスト 国 ( こく ) ( こく )の 女王 ( じょおう )はミーナ 姫 ( ひめ )のために 新 ( あたら )しい 宮殿 ( きゅうでん )を 造 ( つく )ると 言 ( い )いました。 ミーナ 姫 ( ひめ )は 断 ( ことわ )りました。 そんな 余裕 ( よゆう )があるなら、 貧 ( まず )しい 民 ( たみ )のために 使 ( つか )って 欲 ( ほ )しいと 思 ( おも )ったからです。 しかし、 国 ( くに )を 治 ( おさ )めるためには、それにふさわしい 宮殿 ( きゅうでん )が 必要 ( ひつよう )だとゆずりません。 コスト 国 ( こく )には 海 ( うみ )からとれた 魚 ( さかな )や 貝 ( かい )のおかげで 莫大 ( ばくだい )な 富 ( とみ )があります。 いろいろな 国 ( くに )から 宮殿 ( きゅうでん )を 建設 ( けんせつ )する 材料 ( ざいりょう )を 買 ( か )い 集 ( あつ )めました。 それに、コスト 国 ( こく )は 強力 ( きょうりょく )な 軍隊 ( ぐんたい )をもっています。 国 ( くに )の 中 ( なか )でも 外 ( そと )でも、 女王 ( じょおう )の 決定 ( けってい )に 逆 ( さか )らう 人 ( ひと )はいませんでした。 フォレス 国 ( こく )にも、 宮殿 ( きゅうでん ) 建設 ( けんせつ )のための 材料 ( ざいりょう )の 注文 ( ちゅうもん )が 来 ( き )ました。 大 ( おお )きな 宮殿 ( きゅうでん )を 造 ( つく )るので、 建築用 ( けんちくよう )の 木材 ( もくざい )を 山 ( やま ) 一 ( ひと )つ 分 ( ぶん ) 欲 ( ほ )しいというのです。 フォレス 国 ( こく )の 王 ( おう )は 断 ( ことわ )りました。 森 ( もり )の 木 ( き )は 国 ( くに )の 大切 ( たいせつ )な 財産 ( ざいさん )です。 山 ( やま )の 木 ( き )は 暮 ( く )らしに 必要 ( ひつよう )な 分 ( ぶん )しか 切 ( き )ってはいけないと 言 ( い )い 伝 ( つた )えられて 来 ( き )ています。 6 反対 ( はんたい ) 6 反対 ( はんたい ) 必要 ( ひつよう ) 以上 ( いじょう )に 切 ( き )ると、 森 ( もり )の 神様 ( かみさま )が 怒 ( おこ )って、どんな 災 ( わざわ )いがもたらされるかわかりません。 しかし、コスト 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )は 木 ( き )を 売 ( う )らなければ、 魚 ( さかな )や 貝 ( かい )も 売 ( う )らないと 言 ( い )いました。 魚 ( さかな )や 貝 ( かい )がなければ 民 ( たみ )は 困 ( こま )ってしまいます。 その 上 ( うえ )、 強力 ( きょうりょく )な 軍隊 ( ぐんたい )を 派遣 ( はけん )して、 何 ( なに )が 何 ( なん )でも 木 ( き )を 手 ( て )に 入 ( い )れるつもりだと 言 ( い )いました。 戦争 ( せんそう )になれば 多 ( おお )くの 民 ( たみ )が 亡 ( な )くなります。 王は泣 ( な )く 泣 ( な )く 木 ( き )を 切 ( き )ることを 承知 ( しょうち )しました。 「 父上 ( うえ )、わたしは 木 ( き )を 切 ( き )ることには 反対 ( はんたい )です。 代々 ( だいだい ) 必要 ( ひつよう )な 分 ( ぶん )しか 木 ( き )を 切 ( き )ってはいけないと 言 ( い )い 伝 ( つた )えられています。 贅沢 ( ぜいたく )な 宮殿 ( きゅうでん ) 建設 ( けんせつ )のために 必要 ( ひつよう ) 以上 ( いじょう )の 木 ( き )を 切 ( き )れば 森 ( もり )の 神様 ( かみさま )の 怒 ( いか )りにふれるかもしれません。 」 「ジャン、そんなことはわかっておる。 コスト 国 ( こく )の 脅威 ( きょうい )から 民 ( たみ )を 守 ( まも )るためには 仕方 ( しかた )がないのじゃ。 」 6B 一山分 ( ひとやまぶん ) 6B 一山分 ( ひとやまぶん ) 王 ( おう )も 苦渋 ( くじゅう )の 決断 ( けつだん )だったようです。 コスト 国 ( こく ) 宮殿 ( きゅうでん ) 建設 ( けんせつ )のために 森 ( もり )の 木 ( き )は 一山分 ( ひとやまぶん ) 切 ( き )られました。 ドーヌ 川 ( がわ )に 面した一つの山 ( やま )が 禿山 ( はげやま )になってしまいました。 フォレス 国 ( こく )の 王 ( おう )は 自分 ( じぶん )の 身 ( み )が 切 ( き )られるようにつらい 思 ( おも )いをしました。 これからこの 山 ( やま )の 木 ( き )が 大 ( おお )きくなるのには 何十年 ( なんじゅうねん )もかかります。 それが 森 ( もり )になるためには 何百年 ( なんびゃくねん )もかかります。 ジャンは 木 ( き )のなくなってしまった 山 ( やま )を 見 ( み )て 悲 ( かな )しくなりました。 どの 山 ( やま )の 森 ( もり )も 小 ( ちい )さいころからかけまわって 遊 ( あそ )んだ 思 ( おも )い 出 ( で )の 森 ( もり )です。 自分 ( じぶん )に 力 ( ちから )がないばかりに 森 ( もり )を 守 ( まも )れず、 申 ( もう )し 訳 ( わけ )ないと 思 ( おも )いました。 7 雨 ( あめ ) 7 雨 ( あめ ) 森 ( もり )には 悲 ( かな )しみの 雨 ( あめ )が 降 ( ふ )り 続 ( つづ )いていました。 雨 ( あめ )は、 森 ( もり )の 木 ( き )の 下 ( した )のふかふかの 土 ( つち )にためこまれていましたが、そろそろそれも 限界 ( げんかい )のようです。 少 ( すこ )しずつ 森 ( もり )から 水 ( みず )がもれ 始 ( はじ )めました。 少 ( すこ )しの 水 ( みず )も 広大 ( こうだい )な 森 ( もり )から 集 ( あつ )まってくると 大水 ( おおみず )になります。 川 ( かわ )の 支流 ( しりゅう )が 大水 ( おおみず )であふれ、それがドーヌ 川 ( がわ )に 集 ( あつ )まってきました。 しかも、 雨 ( あめ )が 禿山 ( はげやま )の 土 ( つち )や 岩 ( いわ )に 直接 ( ちょくせつ ) 降 ( ふ )り 注 ( そそ )ぎました。 土 ( つち )や 砂 ( すな )や 岩 ( いわ )が 山 ( やま )から 流 ( なが )れ 出 ( だ )し、ドーヌ 川 ( がわ )に 大量 ( たいりょう )に 流 ( なが )れ 込 ( こ )みました ドーヌ 川 ( がわ )は 大水 ( おおみず )であふれかえり、 狂 ( くる )ったように 濁流 ( だくりゅう )となって 流 ( なが )れて 行 ( い )きました。 風 ( かぜ )も 吹 ( ふ )き 荒 ( あ )れています。 どうやら、 森 ( もり )の 神様 ( かみさま )の 怒 ( いか )りにふれてしまったようです。 多 ( おお )くの 支流 ( しりゅう )を 集 ( あつ )める 下流 ( かりゅう ) 地域 ( ちいき )では 大洪水 ( だいこうずい )になり、 家 ( いえ )や 畑 ( はたけ )を 押 ( お )し 流 ( なが )しました。 海岸 ( かいがん )の 地域 ( ちいき )では、 土 ( つち )や 砂 ( すな )が 海 ( うみ )の 中 ( なか )まで 降 ( ふ )り 注 ( そそ )ぎました。 7B 怒 ( いか )り 7B 怒 ( いか )り 河口 ( かこう )に 近 ( ちか )い 海 ( うみ )の 貝 ( かい )や 海藻 ( かいそう )は、 土 ( つち )や 砂 ( すな )に 埋 ( う )まってしまいました。 下流 ( かりゅう )のコスト 国 ( こく )は 洪水 ( こうずい )によって 大 ( おお )きな 被害 ( ひがい )をこうむりました。 女王 ( じょおう )が 無茶 ( むちゃ )な 政治 ( せいじ )を 行 ( おこな )うので、 神の怒 ( いか )りにふれたのだといううわさが 国 ( くに )をかけめぐりました。 ジャンは 泣 ( な )き 続 ( つづ )けたので、 涙 ( なみだ )が 枯 ( か )れてきました。 いくら 手紙 ( てがみ )を 書 ( か )いても 返事 ( へんじ )が 返 ( かえ )ってきません。 もう 何通 ( なんつう ) 書 ( か )いたかわからないくらい 書 ( か )きました。 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き )の 下 ( した )でぼんやり 失意 ( しつい )の 日 ( ひ )を 過 ( す )ごすことが 多 ( おお )くなりました。 すると、 不思議 ( ふしぎ )なことに 森 ( もり )に 乾 ( かわ )いた 風 ( かぜ )が 吹 ( ふ )き 始 ( はじ )め、 雨 ( あめ )が 降 ( ふ )らなくなりました。 来 ( く )る 日 ( ひ )も 来 ( く )る 日 ( ひ )も 雨 ( あめ )は 一滴 ( いってき )も 降 ( ふ )らなくなりました。 支流 ( しりゅう )の 水 ( みず )も 枯 ( か )れてきました。 ドーヌ 川 ( がわ )の 水 ( みず )が 日 ( ひ )に 日 ( ひ )に 少 ( すく )なくなって 行 ( い )きました。 8 渇水 ( かっすい ) 8 渇水 ( かっすい ) もう 収穫 ( しゅうかく )の 季節 ( きせつ )を 終 ( お )えたので 農業 ( のうぎょう )にはさほど 影響 ( えいきょう )はありません。 しかし、 河口付近 ( かこうふきん )の 海 ( うみ )では、とれる 魚 ( さかな )の 数 ( かず )が 極端 ( きょくたん )に 少 ( すく )なくなってきました。 川 ( かわ )が 枯 ( か )れ 始 ( はじ )めて、 森 ( もり )から 栄養 ( えいよう )を 運 ( はこ )んでこなくなったからです。 川 ( かわ )から 流 ( なが )れてくる 栄養 ( えいよう )を 元 ( もと )に 育 ( そだ )つプランクトンの 数 ( かず )が 減 ( へ )ったため、それを 餌 ( えさ )とする 魚介類 ( ぎょかいるい )の 数 ( かず )も 減 ( へ )ってしまいました。 当然 ( とうぜん ) 大 ( おお )きな 魚 ( さかな )も 寄 ( よ )り 付 ( つ )かなくなりました。 洪水 ( こうずい )と 渇水 ( かっすい )でコスト 国 ( こく )の 海 ( うみ )は、 死 ( し )の 海 ( うみ )となってしまったのです。 人々 ( ひとびと )を 悲 ( かな )しませ 苦 ( くる )しめ、 森 ( もり )の 木 ( き )を 切 ( き )らせた 報 ( むく )いが 女王 ( じょおう )にめぐって 来 ( き )ました。 女王 ( じょおう )は 森 ( もり )の 神様 ( かみさま )の 怒 ( いか )りにふれてしまったのです。 ミーナ 姫 ( ひめ )は 海 ( うみ )の 様子 ( ようす )を 見 ( み )に 海岸 ( かいがん )へ 行 ( い )くことにしました。 ミーナは、グリナ 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )やジャンに 手紙 ( てがみ )を 書 ( か )いても 返事 ( へんじ )が 来 ( こ )ないので、 忘 ( わす )れられてしまったのかと 悲 ( かな )しく 思 ( おも )っていました。 一度 ( いちど )くらい 手紙 ( てがみ )をくれたり、 会 ( あ )いに 来 ( き )てくれたりしてもいいのにと 寂 ( さび )しく 思 ( おも )っていました。 8B 葉 ( は ) 8B 葉 ( は ) ミーナ 姫 ( ひめ )はコスト 国 ( こく )の 女王 ( じょおう )が 面会 ( めんかい )や 手紙 ( てがみ )を 禁 ( きん )じていることを 知 ( し )りません。 海岸 ( かいがん )はひっそりとしていました。 ミーナ 姫 ( ひめ )はあたりを 見回 ( みまわ )し 不思議 ( ふしぎ )なことに 気 ( き )がつきました。 海岸中 ( かいがんじゅう )が 紅色 ( くれないいろ )や 黄色 ( きいろ )の 葉 ( は )っぱで 埋 ( う )め 尽 ( つ )くされているのです。 洪水 ( こうずい )で 流 ( なが )されて 来 ( き )たに 違 ( ちが )いありません。 葉 ( は )っぱを 拾 ( ひろ )って 見 ( み )てみると、なにやら 文字 ( もじ )が 書 ( か )かれています。 それはジャンからの 手紙 ( てがみ )でした。 よく 見 ( み )ると、どの 葉 ( は )っぱにも 文字 ( もじ )が 書 ( か )かれています。 この 海岸 ( かいがん )を 埋 ( う )め 尽 ( つ )くしているすべての 葉 ( は )っぱがジャンからの 手紙 ( てがみ )だとわかりました。 葉 ( は )っぱの 色 ( いろ )が 紅色 ( くれないいろ )や 黄色 ( きいろ )に 変 ( か )わっているのは、ジャンの 涙 ( なみだ )のせいだとわかりました。 ミーナは、 手紙 ( てがみ )や 面会 ( めんかい )が 禁 ( きん )じられていたから、 葉 ( は )っぱに 書 ( か )いて 流 ( なが )されたのだと 悟 ( さと )りました。 自分 ( じぶん )の 書 ( か )いた 手紙 ( てがみ )もおそらく 届 ( とど )いていないと 悟 ( さと )りました。 ミーナはジャンに 会 ( あ )いたいと 思 ( おも )いました。 9 小鳥 ( ことり ) 9 小鳥 ( ことり ) ジャンが 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き )の 下 ( した )でぼんやりしていると、 見覚 ( みおぼ )えのある 小鳥 ( ことり )が 飛 ( と )んできました。 それは 以前 ( いぜん )この 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き )の 下 ( した )でケガをしているところを、ミーナが 助 ( たす )けてずっと 飼 ( か )っていた 小鳥 ( ことり )でした。 ミーナが 空 ( そら )に 逃 ( に )がしたので、 自分 ( じぶん )の 家 ( いえ )である 長老 ( ちょうろう )の 木 ( き )に 戻 ( もど )ってきたのでしょう。 よく 見 ( み )ると、 脚 ( あし )のところに 手紙 ( てがみ )がくくりつけてありました。 それはミーナ 姫 ( ひめ )からのコスト 国 ( こく ) 王室 ( おうしつ )のクリスマスパーティーの 招待状 ( しょうたいじょう )でした。 クリスマスの 夜 ( よる )、 馬 ( うま )をとばしてコスト 城 ( じょう )に 着 ( つ )いたジャン 王子 ( おうじ )は、 宮廷 ( きゅうてい )に 案内 ( あんない )されました。 そこでミーナ 姫 ( ひめ )と 久 ( ひさ )しぶりの 対面 ( たいめん )を 果 ( は )たすことができました。 ジャン 王子 ( おうじ )もミーナ 姫 ( ひめ )も 顔中 ( かおじゅう ) 笑顔 ( えがお )でいっぱいでした。 コスト 国 ( こく )の 女王陛下 ( じょおうへいか )が 現 ( あらわ )れました。 9B 重要性 ( じゅうようせい ) 9B 重要性 ( じゅうようせい ) 「ジャン 王子 ( おうじ )、コスト 城 ( じょう )へようこそ。 今回 ( こんかい )の 洪水 ( こうずい )と 渇水 ( かっすい )で 森 ( もり )の 国 ( くに )の 重要性 ( じゅうようせい )を 思 ( おも )い 知 ( し )らされました。 王子 ( おうじ )が 言 ( い )ったように、わたしは 人 ( ひと )を 苦 ( くる )しめた 報 ( むく )いをうけてしまったようです。 これからは、 宮殿 ( きゅうでん ) 建設 ( けんせつ )も 領土拡大 ( りょうどかくだい )もやめて、 周辺諸国 ( しゅうへんしょこく )と 仲良 ( なかよ )くすることにしました。 もちろん 手紙 ( てがみ )も 面会 ( めんかい )も 許 ( ゆる )します。 」 女王 ( じょおう )は 照 ( て )れくさそうにそう 言 ( い )いました。 ジャンとミーナは 顔 ( かお )を 見合 ( みあわ )わせて 大喜 ( おおよろこ )びをしました。

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手がかり の ちょう こく あつ 森

「一 分 ( ぷん )は六十 秒 ( びょう )、一 時間 ( じかん )は六十 分 ( ぷん )、では一日は?」と 聞か ( き )れたら 迷わ ( まよ )ず「二十四 時間 ( じかん )」と、わたしたちは 答え ( こた )ます。 けれども 本当に ( ほんとう )一日は二十四 時間 ( じかん )なのでしょうか? 「一日二十四 時間 ( じかん )」という 答え ( こた )は、 必ずしも ( かなら )どの 時代 ( じだい )でも 正解 ( せいかい )とは 言え ( い )ないようです。 一日というのは、 地球 ( ちきゅう )が 地軸 ( ちじく )を 中心 ( ちゅうしん )にぐるっと一 回転 ( かいてん )するのにかかる 時間 ( じかん )をいいます。 けれども、その 動き ( うご )を 狂わす ( くる ) 存在 ( そんざい )があります。 その一つが月です。 月にも 引力 ( いんりょく )があり、月の 引力 ( いんりょく )は、 地球 ( ちきゅう )の 海 ( うみ )の水を 引っ張り ( ひ ぱ )ます。 地球 ( ちきゅう )が お父さん ( とう )だとすると、月という 子供 ( こども )が お父さん ( とう )の 海 ( うみ )を 引っ張っ ( ひ ぱ )ているので、 お父さん ( とう )は 回転 ( かいてん )しにくくなります。 その 結果 ( けっか )、 少し ( すこ )ずつですが一日の 長 ( なが )さが 伸び ( の )ていくのです。 オーストラリアにある 約 ( やく )六 億 ( おく )年 前 ( まえ )の 堆積岩 ( たいせきがん )に 残さ ( のこ )れた 地層 ( ちそう )には、 潮 ( しお )の 満ち ( み ) 干 ( ひ )が 縞 ( しま ) 模様 ( もよう )として 残さ ( のこ )れています。 それを見ると、 当時 ( とうじ )一年はだいたい四百日あり、一日は 約 ( やく )二十二 時間 ( じかん )あったと 考え ( かんが )られています。 六 億 ( おく )年 前 ( まえ )に 比べる ( くら )と、 今 ( いま )の 世の中 ( よ なか )はゆっくりと 自転 ( じてん )しているのです。 一日たった二 時間 ( じかん )しかちがいませんが、 毎日 ( まいにち )いそがしく 過ごし ( す )ている人にとってこの二 時間 ( じかん )は大きな 差 ( さ )に 感じる ( かん )ことでしょう。 地球 ( ちきゅう )が 誕生 ( たんじょう )したばかりのときは、さらに 自転 ( じてん ) 速度 ( そくど )は 速く ( はや )、一年は二千日あったとされています。 ということは一日が四 時間 ( じかん )くらいしかなかったことになり、 朝 ( あさ ) 起き ( お )て学校へ 行 ( い )ったと 思っ ( おも )たら、 給食 ( きゅうしょく )を 急い ( いそ )で 食べ ( た )てもう 寝る ( ね )。 そんな 生活 ( せいかつ )をしなければならなかったのです。 今 ( いま )の 世の中 ( よ なか )でよかった、と 思わ ( おも )ずにはいられません。 さて、 地球 ( ちきゅう )の 自転 ( じてん )の 回転 ( かいてん ) 速度 ( そくど )に 影響 ( えいきょう )を 与え ( あた )ている月ですが、月もまた 地球 ( ちきゅう )からの 影響 ( えいきょう )を 受け ( う )ています。 地球 ( ちきゅう )の 周り ( まわ )を 回転 ( かいてん )しているうちに、月は一 年間 ( ねんかん )に 約 ( やく )三センチメートルずつ 地球 ( ちきゅう )から 遠ざかっ ( とお )ているのです。 肉眼 ( にくがん )で見る 限り ( かぎ )あまり大きなちがいには 感じ ( かん )ませんが、もしかすると、かぐや 姫 ( ひめ )は日がたつごとに月が 地球 ( ちきゅう )から 離れ ( はな )てしまっていることを 知っ ( し )ていたのかもしれません。 「もうすぐおばあさん、おじいさんと 離れ ( はな )なければならない。 」 と、 泣い ( な )ているのではなく、 「早くしないと月に 帰れ ( かえ )なくなる。 」 と、 思っ ( おも )ていたとも 考え ( かんが )られます。 だから月を見ては 涙 ( なみだ )を 流し ( なが )ていたのかもしれません。 「これでおむかえがこなければ、わたしも 運 ( うん )のつき(月)かしら……。 ある日、 家 ( いえ )に お客様 ( きゃくさま )が 来 ( き )ました。 ジェリーのお 兄さん ( にい )は、 お客様 ( きゃくさま )のたばこに火をつけてあげようとして、テーブルの上にあったマッチの 箱 ( はこ )をあけました。 次 ( つぎ )の 瞬間 ( しゅんかん )、お 兄さん ( にい )も お客様 ( きゃくさま )も 大声 ( おおごえ )をあげて 逃げ出し ( に だ )ました。 マッチ 箱 ( ばこ )に入っていたのは、マッチではなくて、生きたサソリの 親子 ( おやこ )だったのです。 きっとジェリーのしわざだな、とお 兄さん ( にい )はおこりながらも、あきらめました。 大人になったとき、ジェリーはこう 言い ( い )ました。 「これが 私 ( わたし )の 持っ ( も )た 最初 ( さいしょ )の 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )でした。 サソリの 親子 ( おやこ )の入ったマッチ 箱 ( ばこ )が。 」 さて、サソリの 親子 ( おやこ )を 手始め ( てはじ )として、ジェリーはどんどん 動物 ( どうぶつ )を 集め ( あつ )ました。 大体 ( だいたい )は二 階 ( かい )の 自分 ( じぶん )の 部屋 ( へや )で 飼っ ( か )ていたので、そこが 次 ( つぎ )の「ジェリーの 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )」になりました。 ジェリーの お父さん ( とう )は早くに 亡くなっ ( な )ていて、 家族 ( かぞく )は お母さん ( かあ )と大きいお 兄さん ( にい )が二人、 若い ( わか )お 姉さん ( ねえ )が一人いました。 みんな、「ジェリーの 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )」の 動物 ( どうぶつ )たちがふえていくことには、 文句 ( もんく )を 言い ( い )ましたが、ひとたびジェリーが 新しい ( あたら ) 動物 ( どうぶつ )を 持っ ( も )て 帰る ( かえ )と、みんなもかわいいと 喜ん ( よろこ )で、 飼う ( か )のを 許し ( ゆる )てしまうのでした。 大人になるとジェリーは、 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )に 送る ( おく )ためのめずらしい 動物 ( どうぶつ )をアフリカまで 行っ ( い )てつかまえる 仕事 ( しごと )を 始め ( はじ )ました。 ところが、いざ 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )に 送ら ( おく )れることになると、ジェリーはがっかりしました。 せっかく 仲良く ( なかよ )なった 動物 ( どうぶつ )たちと 別れ ( わか )なければいけないばかりか、 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )では 飼い ( か ) 方 ( かた )もわからず、ひどい 生活 ( せいかつ )をさせるようになったところもあったからでした。 その上アフリカでは、 人間 ( にんげん )によって 動物 ( どうぶつ )たちが 住む ( す )ところをなくしたり、ぜいたくをするために 殺さ ( ころ )れたりしてほろんでいっていることを、ジェリーは 知り ( し )ました。 それは、 絶滅 ( ぜつめつ )しかけた 動物 ( どうぶつ )を 保護 ( ほご )し、 増やし ( ふ )、それから 生まれ故郷 ( う こきょう )に 返す ( かえ ) 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )でした。 さらに、 生まれ故郷 ( う こきょう )の人々に、どんなに 動物 ( どうぶつ )が 大切 ( たいせつ )かを 教育 ( きょういく )し、 動物 ( どうぶつ )たちが 住める ( す )ように 自然 ( しぜん )をよみがえらせる 仕事 ( しごと )もする 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )でした。 ジェリーはその「 夢 ( ゆめ )の 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )」を 作る ( つく )お金を 集める ( あつ )ために、 今 ( いま )までの 経験 ( けいけん )をおもしろく本に 書い ( か )て 売っ ( う )たり、いろいろなところで 話 ( はなし )をして 寄付 ( きふ )をもらったりしました。 ついに 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )の 計画 ( けいかく )は 実現 ( じつげん )しました。 ジャージー 野生 ( やせい ) 動物 ( どうぶつ ) 保護 ( ほご ) 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )です。 世界中 ( せかいじゅう )からその 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )に 協力 ( きょうりょく )し、 勉強 ( べんきょう )する人たちが 集まっ ( あつ )てきました。 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )の二十五 周年 ( しゅうねん ) 記念 ( きねん )のとき、ジェリーは 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )で 働く ( はたら )人たちから、すばらしいプレゼントをもらって、 大声 ( おおごえ )をあげました。 それは、 銀 ( ぎん )のマッチ 箱 ( ばこ )に入った、金でできたサソリの 親子 ( おやこ )の 人形 ( にんぎょう )でした。 誰 ( だれ )もが、ジェリーの「 最初 ( さいしょ )の 動物 ( どうぶつ ) 園 ( えん )」のことを 知っ ( し )ていたのでした。 さて、 昔 ( むかし )、 食堂 ( しょくどう )で 逃げ出し ( に だ )てみんなを 驚か ( おどろ )せたニシキヘビは、 その後 ( ご )どうなったのでしょう。 実は ( じつ )、 本当に ( ほんとう ) 驚い ( おどろ )たのはヘビの 方 ( ほう )で、つかまえられたヘビはおりの中で、「ヘー、ビっくりした。 」と 言っ ( い )ていたそうです。 ガガーリンの 乗っ ( の )たボストーク 宇宙船 ( うちゅうせん )は、 地球 ( ちきゅう )をひとまわりする 飛行 ( ひこう )に 成功 ( せいこう )しました。 宇宙 ( うちゅう )から 地球 ( ちきゅう )を見たガガーリンは、「 地球 ( ちきゅう )は青かった」と 語り ( かた )ました。 月に立った 最初 ( さいしょ )の人は、アポロ 宇宙船 ( うちゅうせん )に 乗っ ( の )たアメリカのアームストロングです。 そのとき、テレビの 前 ( まえ )では 世界中 ( せかいじゅう )の 何 ( なん ) 億 ( おく )人という人々が、かたずをのんで 見守っ ( みまも )ていました。 月面 ( げつめん )を 歩い ( ある )たアームストロング 船長 ( せんちょう )は、「この 一歩 ( いっぽ )はひとりの 人間 ( にんげん )にとっては小さな 一歩 ( いっぽ )だが、 人類 ( じんるい )にとっては大きな 飛躍 ( ひやく )となるだろう」という 言葉 ( ことば )を 残し ( のこ )ています。 その後 ( ご )、アメリカと ソ連 ( れん )は、 競い合う ( きそ あ )ように 宇宙 ( うちゅう ) 開発 ( かいはつ )を 進め ( すす )、 宇宙船 ( うちゅうせん )やロケットは 急速 ( きゅうそく )に 進歩 ( しんぽ )していきました。 無重力 ( むじゅうりょく )の 宇宙 ( うちゅう ) 空間 ( くうかん )で、どのくらい 生活 ( せいかつ )できるかという 実験 ( じっけん )が 始まり ( はじ )、 宇宙 ( うちゅう )ステーションで 生活 ( せいかつ )できる 最長 ( さいちょう ) 記録 ( きろく )が 次々 ( つぎつぎ )とぬりかえられていきました。 宇宙 ( うちゅう ) 空間 ( くうかん )では、 地球 ( ちきゅう )上ではむずかしい 動作 ( どうさ )が 簡単 ( かんたん )にできます。 重い ( おも )ものを 持ち上げ ( も あ )たり、 宙返り ( ちゅうがえ )をするのもたやすいことです。 しかし、 不便 ( ふべん )なこともたくさんあります。 たとえば、ひげをそると、 切っ ( き )たひげがあたりにふわふわと 漂い ( ただよ )はじめるので、あわてて 吸い取ら ( す と )なくてはなりません。 宇宙 ( うちゅう )ステーションでのさまざまな 実験 ( じっけん )のおかげで、 無重力 ( むじゅうりょく )が 人間 ( にんげん )の 体 ( からだ )にどんな 影響 ( えいきょう )をおよぼすかが、 次第に ( しだい )わかってきました。 やがて、 科学 ( かがく ) 技術 ( ぎじゅつ )の 進歩 ( しんぽ )により、スペースシャトルという 宇宙船 ( うちゅうせん )が 登場 ( とうじょう )しました。 シャトルは、 何 ( なん ) 度 ( ど )も くり返し ( かえ ) 飛行 ( ひこう )できる 宇宙船 ( うちゅうせん )です。 シャトルでいちばん大きいのは 燃料 ( ねんりょう )タンクです。 十五 階 ( かい ) 建て ( だ )のビルほどもある 巨大 ( きょだい )な 燃料 ( ねんりょう )タンクは、 途中 ( とちゅう )で 切り離さ ( き はな )れ、 残っ ( のこ )た 連絡 ( れんらく ) 船 ( せん )が 軌道 ( きどう )に 乗っ ( の )て 地球 ( ちきゅう )を 回り ( まわ )ます。 日本人の 宇宙 ( うちゅう ) 飛行 ( ひこう ) 士 ( し )も、スペースシャトルの 乗組 ( のりくみ ) 員 ( いん )として 活躍 ( かつやく )しました。 現在 ( げんざい )、 各国 ( かっこく )が 協力 ( きょうりょく )して 国際 ( こくさい ) 宇宙 ( うちゅう )ステーションの 建設 ( けんせつ )を 進め ( すす )ています。 地球 ( ちきゅう )から 少し ( すこ )ずつ 部品 ( ぶひん )を 打ち上げ ( う あ )て、 今 ( いま )までにない 巨大 ( きょだい )な 施設 ( しせつ )を 組み立てる ( く た )のです。 これは、 地球 ( ちきゅう )の 周り ( まわ )を 回り ( まわ )ながら、さまざまな 研究 ( けんきゅう )や 実験 ( じっけん )を 行なう ( おこ ) 有人 ( ゆうじん )の 施設 ( しせつ )で、ステーションの中では、 宇宙 ( うちゅう ) 飛行 ( ひこう ) 士 ( し )が 交代 ( こうたい )で 仕事 ( しごと )をしています。 将来 ( しょうらい )は、 宇宙 ( うちゅう )ステーションの 内部 ( ないぶ )で人が 暮らせる ( く )ように 研究 ( けんきゅう )が 進め ( すす )られています。 さらに、もっと 巨大 ( きょだい )なスペースコロニーを 作る ( つく )ことも 考え ( かんが )られています。 スペースコロニーの 内部 ( ないぶ )には 酸素 ( さんそ )も 太陽 ( たいよう )の 光 ( ひかり )もあるので、 地球 ( ちきゅう )と 同じ ( おな )ような 生活 ( せいかつ )ができることになるでしょう。 月や 火星 ( かせい )、 木星 ( もくせい )の 衛星 ( えいせい )に 宇宙 ( うちゅう ) 基地 ( きち )を 作る ( つく ) 計画 ( けいかく )もあります。 また、 火星 ( かせい )に 植物 ( しょくぶつ )をたくさん 植え ( う )て、 地球 ( ちきゅう )のような 惑星 ( わくせい )にしようという 考え ( かんが )もあります。 植物 ( しょくぶつ )は 二酸化炭素 ( にさんかたんそ )から 酸素 ( さんそ )を 作り出し ( つく だ )てくれるので、 火星 ( かせい )が 緑 ( みどり )の 惑星 ( わくせい )になれば、 人間 ( にんげん )も 呼吸 ( こきゅう )ができるようになります。 何 ( なに ) 世紀 ( せいき )もかかる 壮大 ( そうだい )な 計画 ( けいかく )ですが、 太陽系 ( たいようけい )に 私 ( わたし )たちが 住める ( す ) 惑星 ( わくせい )をもう一つ 作る ( つく )という、ワクワクするような 話 ( はなし )です。 成功 ( せいこう )すれば、いつかは 火星 ( かせい )で生まれ 育っ ( そだ )た「 火星 ( かせい )人」が 現れる ( あらわ )ことになります。 みなさんが大人になるころには、 自分 ( じぶん )でカセイだお金で 火星 ( かせい )に 行ける ( い )ようになるかもしれません。 そのころになると、 最初 ( さいしょ )の 宇宙 ( うちゅう ) 飛行 ( ひこう ) 士 ( し )ガガーリンのことは、 懐かしい ( なつ ) 昔話 ( むかしばなし )のように 語ら ( かた )れることになるでしょう。 「そう 言え ( い )ば、 最初 ( さいしょ )に 宇宙 ( うちゅう )に 行っ ( い )た、あのだれだっけ、ほらパンにつけてよく 食べる ( た )人。 」 「それは、マーガリン。 陸 ( りく )の 地形 ( ちけい )は 簡単 ( かんたん )に見ることができますが、 海 ( うみ )の中の 地形 ( ちけい )は見ることができません。 長い ( なが ) 間 ( あいだ )、 海底 ( かいてい )の 地形 ( ちけい )はなぞにつつまれていました。 しかし、二十 世紀 ( せいき )になって、 深い ( ふか ) 海 ( うみ )の中を 調べる ( しら ) 技術 ( ぎじゅつ )が 発達 ( はったつ )しました。 たとえば、 海 ( うみ )の 底 ( そこ )に 音波 ( おんぱ )をぶつけて、はねかえってくる 時間 ( じかん )のちがいから、 海 ( うみ )の 深 ( ふか )さを 測る ( はか ) 方法 ( ほうほう )が 考え出さ ( かんが だ )れたのです。 こうして、しだいに 海底 ( かいてい )の 姿 ( すがた )がわかってきました。 海底 ( かいてい )の 地形 ( ちけい ) 図 ( ず )を見ると、 陸地 ( りくち ) 以上 ( いじょう )に大きな山や 谷 ( たに )がたくさんあることに 驚かさ ( おどろ )れます。 陸上 ( りくじょう )の 山脈 ( さんみゃく )とはまったくくらべものにならないほど、 長い ( なが ) 山脈 ( さんみゃく )が 続い ( つづ )ていたり、 深い ( ふか ) 谷 ( たに )が 何 ( なん )本もきざまれている 場所 ( ばしょ )もあります。 海底 ( かいてい )は、山あり 谷 ( たに )ありなのです。 なぜ、 海 ( うみ )の 底 ( そこ )はこのような 地形 ( ちけい )になっているのでしょう。 地球 ( ちきゅう )の 中心 ( ちゅうしん )からは、いつも 熱い ( あつ )マグマが 上昇 ( じょうしょう )しています。 マグマは、 地殻 ( ちかく )を 引き裂い ( ひ さ )て 新しい ( あたら ) 海底 ( かいてい )を 作り ( つく )ます。 海 ( うみ )の 山脈 ( さんみゃく )、つまり 海嶺 ( かいれい )は、 新しい ( あたら ) 海底 ( かいてい )が生まれ出ている 現場 ( げんば )です。 また 海 ( うみ )の 谷 ( たに )、つまり 海溝 ( かいこう )は、 海底 ( かいてい )が 地球 ( ちきゅう )の 中心 ( ちゅうしん )に 沈み ( しず )こんでいる 場所 ( ばしょ )です。 海嶺 ( かいれい )も 海溝 ( かいこう )も、たいへん 地震 ( じしん )の 起き ( お )やすい 場所 ( ばしょ )です。 地球 ( ちきゅう )の 表面 ( ひょうめん )は、十 枚 ( まい ) 以上 ( いじょう )の 板 ( いた )に 分かれ ( わ )ており、それぞれが 異なっ ( こと )た 方向 ( ほうこう )にゆっくりと 動い ( うご )ています。 そのスピードは、一年に 数 ( すう )センチメートルほどです。 海底 ( かいてい )も 陸地 ( りくち )も、このプレートと 呼ば ( よ )れる 板 ( いた )の上に 乗っ ( の )て 少し ( すこ )ずつ 動き ( うご )ます。 これをプレートテクトニクス 理論 ( りろん )と 言い ( い )ます。 舌 ( した )をかみそうな 名前 ( なまえ )なので、テクトウ( 適当 ( てきとう ))に 読み ( よ )たくなってしまいます。 プレートが 他 ( た )のプレートとぶつかる 場所 ( ばしょ )はどうなっているのでしょう。 そこでは 片方 ( かたほう )のプレートが 新しく ( あたら )生まれ出ており、もう 片方 ( かたほう )のプレートがその下に 沈み ( しず )こんでいます。 海底 ( かいてい )の山や 谷 ( たに )は、プレートが 動く ( うご )ときに大きな力がかかってできる 傷 ( きず )のようなものです。 陸地 ( りくち )が 動い ( うご )ているのではないかということを 最初 ( さいしょ )に 考え ( かんが )たのは、二十 世紀 ( せいき )の 初め ( はじ )のウェゲナーという人でした。 彼 ( かれ )は、 世界 ( せかい ) 地図 ( ちず )を見ているとき、 陸地 ( りくち )をはさみで 切り取っ ( き と )てジグソーパズルのように 合わせ ( あ )てみると、ぴったり 合う ( あ )ことに気がついたのです。 アフリカ 大陸 ( たいりく )の 西 ( にし )と 南米 ( なんべい ) 大陸 ( たいりく )の 東 ( ひがし )の 海岸線 ( かいがんせん )など、 驚く ( おどろ )ほどうまく 重なり ( かさ )ます。 このふとした 思いつき ( おも )から、 考え出さ ( かんが だ )れたのが 大陸 ( たいりく ) 移動 ( いどう ) 説 ( せつ )です。 大昔 ( おおむかし )の 地球 ( ちきゅう )にはパンゲア 大陸 ( たいりく )と 呼ば ( よ )れる一つの 巨大 ( きょだい )な 大陸 ( たいりく )があり、これがいくつかに 分かれ ( わ )て 移動 ( いどう )し、 現在 ( げんざい )のようなたくさんの 大陸 ( たいりく )になったという 考え方 ( かんが かた )でした。 しかしウェゲナーは、なぜ 大陸 ( たいりく )が 分かれ ( わ )て 動い ( うご )ていったのかということまでは、うまく 説明 ( せつめい )できませんでした。 そのため、 当時 ( とうじ )の 学者 ( がくしゃ )たちは 大陸 ( たいりく ) 移動 ( いどう ) 説 ( せつ )に 疑問 ( ぎもん )をいだいていました。 また、 自分 ( じぶん )たちの 生活 ( せいかつ )の 基盤 ( きばん )である 大地 ( だいち )が 動く ( うご )という 考え ( かんが )は、人々の 反発 ( はんぱつ )を 買い ( か )ました。 ウェゲナーは 化石 ( かせき ) 調査 ( ちょうさ )などを 行ない ( おこ )、その 証拠 ( しょうこ )を 示そ ( しめ )うとしましたが、グリーンランドを 探検 ( たんけん )中に 遭難 ( そうなん )してしまいました。 ウェゲナーの 死後 ( しご )、いったんほろび 去っ ( さ )たかに見えた 大陸 ( たいりく ) 移動 ( いどう ) 説 ( せつ )は、プレートテクトニクス 理論 ( りろん )とともに 復活 ( ふっかつ )することになります。 世界 ( せかい ) 地図 ( ちず )を見てふとひらめいた 考え ( かんが )が、 数 ( すう )十年の 時 ( とき )を 経 ( へ )て 真実 ( しんじつ )であるとわかったのです。 ウェゲナーが 今 ( いま )も生きていれば、きっとうれしゲナー 顔 ( かお )をしたでしょう。 自分 ( じぶん )の正しかったことが 証明 ( しょうめい )されて、ウェゲナーはうれしなきをしたかもしれません。 「ウェーン。

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