吉野 彰 旭化成。 ⑦旭化成がなぜ電池?吉野彰。素材メーカーだからできたLiB負極材の発見

吉野彰氏が2019年ノーベル化学賞を受賞!

吉野 彰 旭化成

吉野 彰 AKIRA YOSHINO 旭化成株式会社 名誉フェロー、博士(工学) リチウムイオン電池(LIB)開発成功のきっかけを教えてください。 1980年代はモバイル機器の開発が活発になった時期ですが、それと並行して、機器を小型・軽量化するための電源として、エネルギー密度が高く、かつ再充電可能な二次電池が求められていたのです。 当時、『ポータブル』という言葉が流行っていました。 そうしているうちに『コードレス』や『ワイヤレス』という言葉が盛んに使われるようになったんですね。 時代の流れのなかで、世間が何を求めているのかという匂いを感じ取る、一種の嗅覚のようなものだと思います。 新製品を研究、開発する端緒とは? これまでの二次電池は電解水(イオンを含んだ溶液)の溶媒が水でした。 水は1. 5V以上の電圧がかかると水素と酸素に電気分解してしまいます。 従って、1. 5V以上の起電力を得ることが不可能でした。 水の代わりに有機溶媒を用い、しかも負極にカーボンを用いることにより4V以上の起電力を生み出しました。 また、正極にコバルト酸リチウム(リチウムイオン含有金属酸化物)を使用したことで、リチウムイオン電池の原型を世界で初めて考案しました。 小型・軽量な二次電池を実用化したことで、携帯電話、ノートパソコン、デジタルカメラ・ビデオ、携帯用音楽プレーヤーをはじめとした幅広い電気機器の小型化に大きく寄与しました。 今後リチウムイオン電池(LIB)は、電気自動車等の新規市場での更なる広がりも期待されています。 私たちは現在IT社会にいます。 このIT革命は1995年からスタートしています。 Windows95が発売された年です。 1995年の人びとが現在の私たちのIT社会をみると、SF映画のようにみえるでしょう。 同じような大変革がこれから起こり、10年、20年、50年後には、現在の私たちにはSF映画のように見える社会に変わっていると思います。 1995年のIT変革は情報分野で起こりました。 私は、次の大きな変革はエネルギー分野で起こると思っています。 次の大きな変革への準備は現在も着々と進んでいます。 社会の流れを着実につかんで果敢に挑戦し、リーダーシップを発揮していける人が、今も昔も変わらず活躍していると思います。 リチウムイオン電池(LIB)について LIBは正極をリチウムイオン含有金属酸化物、負極に炭素材料を用い、正極と負極の間をリチウムイオンが移動することで充電や放電を行う電池(二次電池)です。 現在では、スマートフォン、ノートパソコン、自動車、産業機械、航空機などあらゆる製品で使用されています。 LIBの特長• 非水系電解液に特定の正極と負極を組み合わせることにより、高い起電力と容量を持ちます。 反応性が高い金属リチウムを使用していないので、安全性が高い• 充電により正極からリチウムイオンが放出され、負極の炭素の層間に吸蔵されます。 放電ではこの逆の現象が起こります。 イオンが行き来するだけの化学反応を行わない、シンプルな原理のため、放電中に一時的に電圧降下を起こす現象(メモリー効果)もなく、充放電の電池の寿命が長くなります。 電池の種類とLIBの位置づけ 水素系電解駅電池(約1.

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吉野 彰スペシャルコンテンツ

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「炭素材料が電池負極になるまで」 TANSO 1999 No. 186 45-49 吉野彰• 日本化学会誌 2000 No. 8, 523-534 吉野彰, 大塚健司, 中島孝之, 小山章, 中條聡• Cryst. and Liq. Cryst. , 2000, Vol. 340, 425-429 Akira Yoshino• 25, No. 6, 416-422 Akira Yoshino• Cryst. and Liq. Cryst. , 2002, Vol. 388, 575-579• 関連情報• Creating for Tomorrow•

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⑦旭化成がなぜ電池?吉野彰。素材メーカーだからできたLiB負極材の発見

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吉野彰さんはどのような方? 【ノーベル化学賞に吉野氏ら リチウムイオン電池開発】 スウェーデン王立科学アカデミーは、2019年のノーベル化学賞をリチウムイオン電池を開発した旭化成名誉フェローの吉野彰氏ら3人に授与すると発表しました。 それに加えて、ノーベル化学賞。 多大なる功績を収めた科学者です。 吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞しました 【ノーベル化学賞に吉野彰氏(旭化成名誉フェロー)】 吉野彰氏はリチウムイオン電池を発明。 IT社会の発展に大きく貢献した功績が評価されました。 発表されたのは、2019年10月9日。 今や私たちの生活に欠かせない携帯電話などのリチウムイオン電池に密接に関わっています。 吉野さんがいなかったら携帯電話やスマートフォンなどの小型デバイスの普及は遅れていたかもしれませんね。 1981年にリチウムイオン二次電池の研究に着手。 1985年に試作品が完成。 しかしながら、当時はリチウムイオン電池の用途はデジカメぐらいにしか無く、日の目を浴びることはなかったそうです。 しばらくは苦戦を強いられた吉野さんですが、大きな転機を迎えたのは1995年の「ウィンドウズ95」。 ウィンドウズ95はパソコンが一般家庭に普及し始めたきっかけとなり、その後、パソコンはどんどん小型化していくことになります。 「小型の電子機器を持ち歩く世の中がやってくる」と吉野さんの先見の目は正しく、大ブレイクすることになりました。 機器の小型化はますます進化しており、パソコンから携帯電話、スマートフォンへとデバイスはどんどん進化しています。 また、パソコンや携帯電話だけではなく、人工衛星や電気自動車など、私たちの生活には切っても切れない存在となりました。 吉野さん、本当におめでとうございます。 そして、ありがとうございます。 と言いたいですね。 吉野彰さんは、幼少期に「ロウソクの科学」に影響を受けた 吉野彰さんが科学の道に進むきっかけとなったのが、小学生の時に先生にすすめられた「ロウソクの科学」という本。 ロウソクの科学は、イギリスの化学者であるファラデーの講演録本。 吉野彰が科学に興味を持ったきっかけとなりました。 ロウソクの科学の本を調べてみたら、下記のような内容でした。 「燃えたロウソクは、どこへ消えたの?」 「水と氷って、どっちが重いの?」 「さかさまにしたコップの水が落ちないのは、どうして?」 1本のロウソクを使ったたのしい実験で、身のまわりのふしぎを学ぶ内容となっているようですね。 理科がわかる、科学を好きになる本のようです。 とはいえ、吉野さんは人一倍、好奇心が強かったことも、報道ステーションの会話でコメントされていました。 最後にまとめ 日本にとても明るいニュースでしたね。 受賞されたときの吉野彰さんの笑顔が素敵でした。 リチウム電池の開発はこれからもまだまだ発展中とのこと。 IT機器から電気自動車へそして、世界の環境問題への解決へ向けての挑戦が待っているようです。 吉野さんのコメントを聞いていると、諦めない姿勢が成功の秘訣と感じました。 また、吉野彰さんの奥さんもとても嬉しそうでしたね。 「やっと取れたんだね、おめでとうと伝えたい。 本当によかった」 吉野彰さんの妻、久美子さんには本人から電話があり、普段あまり見せないあわてた様子だったそうです。 こんな方へ ・どうやって勉強したらいいかわからない ・なんとなく英会話スクールに迷われている方 ・英会話教室に通ったけど、話せるようにならなかった ・自分の英語の弱点を知りたい方 ・一度オンライン英会話をやったけれども飽きてしまった方 ・海外の方との会議や海外出張で英語が話せず困っている ・今すぐビジネス英会話を覚えたい方 ・途中でやめてしまった経験がある 受講開始して、途中で「思っていたのと違う」「自分には無理そう」等感じたら、 開始から30日以内であれば受講費を全額返金するシステムがあるので安心です。

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