マイコプラズマ 咳 いつまで。 マイコプラズマ感染症

マイコプラズマの潜伏期間と感染経路!感染力はいつまで高い?

マイコプラズマ 咳 いつまで

感染すると、通常は2~3週間の潜伏期間のあとに、気管支炎を発症します。 まず現れる症状は、発熱、頭痛、全身のだるさなどです。 せきは、それから数日遅れて始まることが多く、熱が下がったあとも数週間続きます。 急性期には約40%の人に、息をするときぜんそくのように「ゼーゼーヒューヒュー」という音がします。 多くの人は肺炎に至る前に回復しますが、一部の人は肺炎を起こし、その場合は症状が長引いたり、重症化したりすることがあります。 たとえ重症化しなくても、マイコプラズマ肺炎を起こした人は病歴がない人と比べて、その後の肺機能が低下すると考えられています。 こうしたことからも、発症後は早く治療を受けることが大切です。 マイコプラズマ肺炎では、他の肺炎で使われる抗生物質(抗菌薬)が効かないため、迅速で的確な診断が重要です。 まず、長引くせきなどがあって肺炎が疑われる場合、問診、視診、胸部聴診が行われます。 その結果、やはり肺炎が疑われるときは、血液検査と胸部エックス線検査が行われます。 血液検査では、炎症反応の有無や白血球の数などを調べます。 炎症反応があり、エックス線で肺に白い影が見られれば、肺炎と診断されます。 マイコプラズマ肺炎は、多くの場合、左右両方の肺に影が写ります。 ただし、それだけではマイコプラズマ肺炎かどうかは判断できません。 そのため、一般的には、年齢が乳幼児から比較的若い範囲である、せきが長引いている、白血球が増えていない、両方の肺に影があるといった特徴がそろっている場合に、マイコプラズマ肺炎を想定して早めに治療を始めます。 マイコプラズマ肺炎の可能性が高い場合には、そのほか多くの肺炎とは異なる抗生物質(抗菌薬)で治療が行われます。 多くの肺炎では、ペニシリン系の薬が第一選択薬となりますが、マイコプラズマ肺炎には効きません。 マイコプラズマ肺炎に対しては、マクロライド系の薬のエリスロマイシンやクラリスロマイシンののみ薬が第一選択薬として使われます。 多くの場合効果があり、使用開始から2~3日で熱が下がります。 マクロライド系の薬が効かない場合、肺炎球菌などそのほかの肺炎の病原微生物の関与について疑い、調べる必要があります。 そうした可能性が除外された場合は、マクロライド系の薬が効かない 「耐性菌」によるマイコプラズマ肺炎が考えられます。 その場合は、第二選択薬であるキノロン系やテトラサイクリン系ののみ薬を使用します。 ただし、子どもの場合、テトラサイクリン系の薬は、骨や歯の発育に影響することがあるため、8歳未満の場合は原則として使用しません。 重症化した場合は入院して、テトラサイクリン系の注射薬による治療を受けます。 呼吸困難を起こした場合は、副腎皮質ステロイドの点滴が行われます。

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マイコプラズマの潜伏期間と感染経路!感染力はいつまで高い?

マイコプラズマ 咳 いつまで

日本小児科学会専門医。 2002年、慶応義塾大学医学部卒。 神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。 内科・小児科・アレルギー科を担... 「マイコプラズマ肺炎はなかなか咳が治らない病気」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。 事実、マイコプラズマ肺炎は、発熱や喉の痛みも起こるものの、咳がもっとも顕著な症状としてあらわれる病気で、長期間続く咳につらい思いをすることも多くあります。 今回はマイコプラズマ肺炎で出る咳について、いつまで続くのか、症状が咳だけのこともあるのか、咳止めは効くのかなどをご紹介します。 マイコプラズマ肺炎とは? 「肺炎マイコプラズマ」という細菌が引き起こす様々な症状を総称して「マイコプラズマ感染症」といいます。 「マイコプラズマ肺炎」は、そのなかでも肺に炎症が起こった状態のことを指します。 しかし、5歳未満の子供が感染すると、症状が軽いか、症状が何も見られずに治まることが多く、感染していることに気がつかないこともあります。 5~35歳に起こる肺炎の大部分が、マイコプラズマ肺炎です。 関連記事 マイコプラズマ肺炎は咳止めで治せる? マイコプラズマ肺炎にかかると、咳止めが処方されることもあるものの、治療には抗生物質が使用されることがほとんどです。 抗生物質を服用することにより症状が出る期間を短縮し、発熱や咳が治まるのを早める効果が期待できます。 服用後も、周りにうつさないように配慮しましょう。 また、咳や喉のつらさを和らげるためには、咳止めを使用する以外にも、部屋の湿度を高く保ったり、喉や咳の症状を改善できるといわれる「はちみつ大根」を飲んだりするのもおすすめです。

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マイコプラズマ肺炎について

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マイコプラズマ肺炎 マイコプラズマ肺炎 しつこい咳と、頑固な発熱が特徴です。 カゼにしては、治りにくいと思ったら、・・・ マイコプラズマという菌が肺に感染しておこる病気です。 しつこい咳と、頑固な発熱が特徴ですが、肺炎という名の割には、聴診器で呼吸音を聞いても異常がなく、外見だけではわかりにくい肺炎です。 大体が、外来治療で治りますが、近年、薬の効きにくいマイコプラズマ肺炎も増えてきており、注意が必要な疾患です。 ただし、経過が長びくと、炎症が気管支や肺胞にも広がって、ゼロゼロした音が聞こえるようになります。 好発年令:幼児から成人まで幅広い年齢層でかかりますが、 学童期、青年期によくみられます。 幼児では肺炎にまで進むことは少なく、カゼ症状くらいで治ることが多かったのですが、最近は幼児でも肺炎が見られるようになってきました。 一度罹っても十分な免疫ができないため、何回も罹ることがあります。 また、 聴診器で聞いただけではわかりませんので、診断に時間がかることもあります。 気管支喘息をおこすこともあります。 そのほか、 中耳炎、副鼻腔炎などもみられることがあります。 時に、いろいろな 発疹が見られることもあります。 稀な合併症として、一時的ですが心臓に異常が見られることがありますが、短期間で治ります。 体内でバイ菌が暴れると、白血球や、CRP(炎症反応)が、高値になりますが、マイコプラズマでは、殆ど変化がなく、一般的な血液検査は当てになりません。 マイコプラズマに罹ると、マイコプラズマの抗体(MPHA)ができますので、この抗体を調べればマイコプラズマに罹ったかどうかということがわかります。 正確な検査方法は、ペア血清といって2回採血して、抗体の上昇の程度を見て診断する方法ですが、結果がわかるまで時間がかかるのが難点です。 具体的には、症状が現れ始めた頃(急性期)と、2週間くらいしてすっかり回復した頃(回復期)の2回採血して、 抗体の上昇を見ます。 通常、 4倍以上抗体が上昇していればマイコプラズマと診断できます。 しかし、少々咳や熱がみられたからと言って、マイコプラズマが疑われるわけではないですので、病初期で採血されることはあまりなく、ある程度症状が進んでから検査されることが殆どです。 この場合でも、回復期に2回目の採血を行えば、抗体の上昇が確認できることが多いのですが、治った後に受診する患者さんは殆どいませんので、結局2回目の採血が行われることも殆どありません。 急性期の1回しか採血できなかった場合には、 320倍以上、あるいは、160倍以上で、マイコプラズマ肺炎と診断しますが、ペア血清と比べるとやや不十分で、参考程度です。 現在は、 LAMP法という検査がもっとも正確な検査と言われています。 これはマイコプラズマに特徴的なDNAを直接検出する高感度の遺伝子検査です。 マイコプラズマ肺炎では、発症初期にすでに病原体が気道粘膜に出現し、数週間にわたって菌が排出されます。 そのため、LAMP法によるマイコプラズマ検査では発症初期(2〜16日目)に検出可能と報告されています。 検査法は採血ではなく、咽頭スワブ(ぬぐい液)を検出しますので、ア〜ンと大きく口を開けるだけで済みます。 もう一つ、 プライムチェックというマイコプラズマ抗原を調べる検査もあります。 この検査もLAMP法同様、咽頭スワブ(ぬぐい液)で調べますので、採血の必要はなく、簡単に検査できます。 LAMP法と比較すると、やや精度は劣りますが、検査結果はすぐわかります。 LAMP法は、精度が高いですが、結果が判明するまでに少し時間がかかります。 一方、プライムチェックは、発症初期ではLAMP法に若干精度は劣るものの、すぐその場で結果が判明します。 発症初期ではLAMP法、少し時間が経過してきたらプライムチェックという具合に、今後はこの二つがマイコプラズマ肺炎の主流な検査となっていくと思います。 確実に診断することはなかなか難しいのですが、年長児のマイコプラズマは比較的わかりやすい経過〜 しつこい咳と頑固な発熱のわりには、聴診器では正常な呼吸音〜をとりますので、経過を診ながら、上述の検査を行って診断します。 よく使用される製品は、 エリスロマイシン、クラリス、クラリシッド、ジスロマック等ですが、最近このマクロライド系の抗生物質に効かないマイコプラズマ肺炎が増えてきました。 以前は、「マクロライドが効かないマイコはない」 と、言われていました。 ところが、「マクロライドが効かないマイコ」が、2000年あたりからどんどん増えてきてしまいました。 原因はいろいろ推察されていますが、マクロライド系の抗生物質の使い過ぎもあるようです。 マクロライド系の抗生物質が無効な場合には、テトラサイクリン系の抗生物質( ミノマイシン)や、ニューキノロン系の抗菌薬( オゼックス)が有効とされています。 いつから学校へ行けるの マイコプラズマは、肺炎という名が付いていますが、あまり重症となることは少なく、だいたい、外来治療で治ります。 しかし、マクロライド系の抗生物質が無効であったり、他の肺炎などを合併したりすると、重症になり入院することもあります。 高熱が続く時はもちろんお休みしますが、 解熱して1〜2日たてば登校して良いと思います。 ただし、しつこい咳が続きますので、激しい運動は少し控えた方がよいと思います。

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