絵 フランス語。 絵で見るフランス語 MP3 CD付き(絵で見る英語・外国語シリーズ): IBCパブリッシング

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板垣李光人の神秘的な絵がスゴい!タイトルのフランス語の意味は?

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出典: 猫は、バレリーナの格好をした美しい鼠をつかまえようと狙っているようですが、下心は押し隠し、文字どおり「猫」をかぶって身なりを整え、巧みに「猫」撫で声を出しながら、花束を渡しています。 しかし鼠は、花束には目もくれずに、違うものを指さしています。 猫のポケットからはみ出ているのは、厚みのある立派な財布のようです。 鼠は、「あら、立派な財布ねえ。 」と言っているのでしょうか。 あるいは、もっとストレートに「私は(花束ではなく)そっちが欲しいの。 」と言っているのかもしれません。 猫も巧みなら、それに劣らず鼠もしたたかです。 むしろ鼠の方が一枚上手(うわて)だといえるかもしれません。 Au royaume des aveugles, les borgnes sont rois. 出典: 左側に立っているのは、呉服屋の店員だと思われます。 「奥様、こちらの布はいかがでございましょう?」とでも言っているようです。 店内ではなく、妻が自宅に店員を呼び寄せたのでしょう。 夫は部屋着のままです。 妻は神様の腕を取りながら、夫に「あなた、私はこれが欲しいの。 」と言っているようです。 夫が持っている紙は、(拡大して見たところ)どうやら Facture (請求書)と書かれているようです。 高額な請求書を受け取って、「これは、まいったなあ」と思っているようですが、神様が後ろについている以上、逆らうわけにはいきません。 「女が欲することは、神が欲する」という諺どおり、妻の意見が通ってしまいそうです。 Dis-moi qui tu hantes, je te dirai qui tu es. 出典: 猿の顔をした(ことわざによれば「醜い」)男女がキスをしています。 しかし、当人たちは醜いなどとは思っていません。 「醜い恋は存在しない」(=恋する人にとっては、どんな相手も美しく見える)からです。 手前の鳥かごは、凝った美しい細工がほどこされていますが、「美しい牢獄は存在しない」と言うとおり、閉じこめられていては美しかろうが関係ありません。 鳥は死んでいるようです。 ちなみに、「(牢獄の)おり」を意味するフランス語の cage という言葉は、「鳥かご」という意味もあります。 でも、中央に「醜い」男女、右脇に牢獄という、似たような構図で同じことわざが描かれています。 La faim fait sortir le loup du bois. 出典: 挿絵の下には次のように書かれています。 雌鶏が歌い、雄鶏が沈黙する家は悲しい家である。 ここでは、その「悲しい家」の図が描かれています。 妻に叱られ、夫はポケットに手を入れて「すいません」と言っているように見えます。 ピアノに座って声を張り上げているのは、娘でしょうか。 左奥で掃除をしていた使用人は、「ああ、また奥様のガミガミが始まった、やれやれ」と思っているようです。 後ろの壁に掛かった額縁入りの絵は、馬に乗ったアマゾン(アマゾネス)のようです。 男尊女卑ならぬ「女尊男卑」を示しています。 Les absents ont toujours tort. 出典: よく日本の諺辞典や仏和辞典では、この諺の訳として、「いない者は損をする」、「いないほうが悪い」と書かれています。 しかし、それだと、この絵を見ても腑(ふ)に落ちない部分が残る気がします。 そこで仏仏辞典を見ると、この諺は「その場にいない人の権利や立場は守られない」という意味だと説明されています。 とすると、ここでは、たとえ夫でも、「留守にしていたら夫としての地位は守られない」という意味で、この諺が解釈されていることがわかります。 この絵を描いたグランヴィルとほぼ同時代のキタールの解説によると、この夫は自警団に属する民兵で、見回りに出て戻ってきたら、妻と色事師が密会して別れを惜しんでいる場面に出くわしたところだそうです。 この夫の服装は、正規軍の軍服の中では、「擲弾兵(てきだんへい)」(grenadier グルナディエ)に似ています。 手に持っているのは、イギリスのバッキンガム宮殿の近衛兵がかぶる帽子と基本的には同じ、熊の毛皮(ベアスキン)でできた帽子(bonnet d'ourson)で、赤い羽根と真鍮飾りがついています。 帽子を脱いで戻ってきた夫は、髪の毛が逆立って、二本の角(つの)が生えたような格好になっています。 フランスでは、中世以来、「妻を寝取られた夫の頭には、嫉妬で角が生える」という俗信がありますが、そうした俗信を踏まえて、このような髪型になっていると思われます。 このことは、この諺に関して添えられた、もう一枚の小さな挿絵を見れば明らかです。 出典: 男がかぶっているのは、一種のナイトキャップだと思われます。 伸縮性に欠ける布を使っていたため、おでこの前で紐をしばっていたのでしょう。 寝ている人や病人を描いた19世紀の絵で、こうしたかぶり物をよく見かけます。 しばった部分が、壁に映った影では、はっきりと角(つの)になっています。 このように、投影された影において人間の本性や本心を暴くというのは、グランヴィルが好んだ諷刺の手法です (Cf. 林田遼右『カリカチュアの世紀』白水社 p. 134)。 Les loups ne se mangent pas entre eux. 狼の顔をした、法服を着た二人が手を取りあっています。 出典: しかし、この絵だけ見ても、なかなか意図がつかめません。 そこで、キタールによる解説を参照すると、なるほどと合点がいきます。 かくも奇妙にグランヴィルが描いた二人の「おおかみ人間」は、最低ランクのクズ弁護士で、一方はジャンのため、他方はピエールのために法廷では先を争うようにして吠えていたのに、外に出ると怒っているふりをするのをやめ、レストランのドアの前で手を取りあって鼻面を近づけている。 あっけに取られているジャンとピエールを尻目に、これから仲よくテーブルにつこうというのだ。 予想もしていなかった展開に驚くジャンとピエールの表情は、自分たちは食事にありつくことなく、この二人の食事代だけは支払うはめになるのだと悟ったことを物語っている。 (増補改訂版 p. 320 より訳) つまり、この絵で法服を着ているのは裁判官ではなく民事裁判の弁護士で、絵の両端の奥にいる二人の当事者(ジャンとピエール)をそれぞれ弁護して、さきほどまでは法廷で激しくやりあっていたのに、裁判所から出てきたら嘘のように仲よく手を取りあっているところを描いたものだ、というわけです。 気になって画像を拡大してみたところ、向かって右の弁護士が抱えている書類には Jean contre Pierre(ピエールを相手取ったジャン)、向かって左の弁護士の書類には Pierre contre Jean(ジャンを相手取ったピエール)と書かれていました。 とすると、向かって右奥でブルーの服を着ているのがジャン、左奥にいるのがピエールのようです。 この書類の文字が最初から読めれば、二人(二匹)が民事の弁護士だと勘が働き、解釈に苦労せずに済んだところです。 実物の本だと鮮明に見えるようですが、画像だとなかなか限界があります。 L'occasion fait le larron. 出典: この図では、「転職や転居を繰り返している」人は、杖をついて歩いている人によってイメージ化されています。 この挿絵は、例外的に本文と少し関係があると思われます。 第 10 話「転石 苔むさず」は、次のような話です。 セビリヤ近郊の泉のほとりで、くつろいでいた数人が身の上話をすることになった。 ヨーロッパ各地から紆余曲折を経てやってきた役者、詩人、貿易商、歌手が自分の境遇について話し終えたとき、不意に「さまよえるユダヤ人」のような男が現れて説教を垂れる。 しかしそんな説教よりも、我々の境遇をよく表している諺がある、として、その中の一人が「転石 苔むさず」を口にする。 つまり、この挿絵では、「転がる石」が「さまよえるユダヤ人」のイメージと重ねあわされているともいえます。 出典: 大まかに言って、上着が赤いのはイギリスの軍服の特徴です(フランスの軍服は、第一次大戦以前には、典型的にはズボンが赤で、上着は青)。 ここに描かれているのもイギリスの軍人です。 二角帽の上に鶏の「とさか」のようなものが描きこまれているのは、画家グランヴィルのいたずらによって、諷刺の意味を込めて半分だけ鶏の頭に変身されかかった状態だといえるでしょう。 「とさか」や鶏の頭は、中世以来、伝統的に道化(=阿呆)の帽子に採用されてきたものなので(Cf. ウィルフォード『道化と笏杖』etc. )、「この男は阿呆だ」という意味で「とさか」が描き込まれているともいえます。 このイギリスの軍人は、無理して地球儀や地図をたくさん抱えこんでいます。 右脇の地図には Chine(清、支那)と書かれています。 1840~1842年のアヘン戦争でイギリスが清に勝利してまもない頃(1844年前後)に、この絵は描かれています。 左足の前に落ちかかっている地図には、Grande Inde(大インド)の文字が見えます。 顔の前には、Gibraltar(ジブラルタル)と書かれた地図があります。 いずれも、この絵が描かれた当時、イギリスの植民地化が進んでいた土地です。 つまり、これは「あまり手を広げすぎる(手広くやりすぎる)と失敗する」という意味の諺を使って、19世紀イギリスの帝国主義を諷刺した絵だといえます。 ちなみに、キタールはこの絵を次のように解説しています。 グランヴィルは、世界五大陸に植民地支配を拡大させた大国イギリスに、この諺をあてはめた。 そして、この大国が常軌を逸した拡大によって将来の破滅の原因も抱え込んだことを示すために、巨大な権勢を象徴する物を必死になって抱きかかえている大きな軍人の姿として、大国イギリスを絵筆で表現した。 その姿を見守る政治家は、両手を組んであごを乗せ、時間の経過とともに起こるにちがいない不測の事態について、深く思いをめぐらせているように思われる。 出典: Grandville et al. 出典: きれいな服を着飾り、靴も磨かせて「ぴかぴか」です。 ふんぞり返って偉そうにしていますが、中身もそれにふさわしいかどうかは疑問です。 左奥に描かれた棚には、スプーンなどの食器が並んでおり、棚の上には imitation d'or (金のイミテーション)、strass (金ぴかのまがい物)、chrysocalque (模造金)、melchior (洋白)といった文字が読み取れます。 その前に立つ男は、振り返って読者に目線を向け、少し笑っているような表情を見せています。 「この夫婦が金ぴかなのは、見せかけだけだよ」と、読者に目くばせをしているようです。 があります。 グランヴィルが描いた絵は、以上で取り上げたの挿絵に限らず、絵葉書にも多数転載されています。 グランヴィルの挿絵をヒントに描かれたと思われる、似たような構図の絵葉書も少なくなく、グランヴィルは絵葉書の世界にも大きな影響を与えていることがわかります。 この絵の女性が持っているのは、棍棒ではなく鏡です。 西洋絵画では、「真実」という画題のもとで、鏡を持った裸の女性を描くことが一つの伝統となっています。 「裸で鏡を持っている」のは、おそらく「余計な装飾(衣服)を一切身にまとわずに、ありのままを赤裸々に映し出す」という意味。 男性ではなく「女性」が描かれるのは「真実」という単語が(ギリシア語・ラテン語でもフランス語でも)女性名詞であこととおそらく関係があります。 出典: 「真実は皆を殴って殺す棍棒だ」という言葉は、中世の『ドロパトス』物語に由来しますが、ここでは物語の内容とは関係なく描かれています。 本当は醜い自分の姿を鏡に映して見たくないようで、みな「真実」を恐れ、逃げまどっています。 ヴェリテ(真実)の右足の近くで倒れ込み、右手で笏杖をつかんでいるのは王で、その隣で軍服(赤いズボンに青い上着、両肩には大きな金の肩章)を身につけているのは元帥のようです(拡大すると ROI, MARECHAL という字が読み取れます)。 地位の高い者でも「真実」には勝てないというわけです。 また、左足のあたりに倒れて絵のパレットを持っているのは、この絵を描いた画家グランヴィルの自画像のようです。 ところで、絵の左側には井戸が描かれていますが、「真実」は「井戸」とも深い縁があります。 古来、と考えられてきたからです。 おそらく、井戸も、のぞき込むと鏡のようにして自分の姿が映るからではないでしょうか。 番外編:フリーズ 「フリーズ」 frise とは、もともと建築用語で、例えば古代ギリシアの神殿の柱の上などに彫刻された、帯状の装飾部分を指し、転じて本のページ上部の細長い挿絵なども指します。 この本では、初版だけに章の冒頭で「フリーズ」が使われています(増補改訂版では削除され、他の挿絵に差し替えられています)。 もともと小さな絵なので、よく見ないとわかりませんが、そのぶん単純な構図になっています。 次の「フリーズ」は何の諺を描いたものでしょうか。 出典: この容器は、カトリックのミサなどの儀式で使われる「振り香炉」(encensoir)と呼ばれるもので、宗教的な行列では、清める(浄化する)ために司祭などがこれを振りながら練り歩きます。 しかし、司祭ではなく、ろばが振り香炉を振っているのが妙なところです。 実は、この「振り香炉を振る」(balancer l'encensoir devant qn ; encenser)という表現は、「お世辞を言う、ごまをする、おだてる」という意味もあり、ここではこの比喩的な意味で使われています。 ということで、正解は、次の諺を描いたものです。 扉絵「諺の樹」 『百の諺』巻頭の「扉絵」Frontispice で、グランヴィルは「諺の樹」とも呼ぶべき挿絵を描いています。 椰子(やし)のような木で、葉の部分はフランス語の諺が書かれた紙になっています。 かすれて見にくかったり、途中までしか書かれていないものもありますが、そこは「諺」なので、見る側で推測して補うことができます。 上から順に、次のように書かれています。 〔ピンク色〕 正しい順序での慈善は自分自身から始まる (=他人のお節介を焼く前に、まずは自分のことを考えよ)• 〔緑色〕 両極端は相通ず• Bon chien chasse de race. 〔水色〕 良い犬は血統で狩をする (=血筋は争えない)• 〔ベージュ色〕 自分の故郷では誰も預言者ではない まだ本ホームページで取り上げていない諺もありました。 次に、右側を拡大してみます。 上から順に、次のように書かれています。 〔黄色〕 何人も二人の主人に仕えることはできない• 〔緑色〕 空腹は耳を持たない• 〔水色〕 良い評判は金の帯にまさる (=名声は富にまさる)• これ以外はどれも有名です。 また、幹に巻かれた紙には次のように書かれています。 Les Proverbes Sont la Sagesse des nations. 諺は諸民族の知恵である。 最初見たときは、衣装や顔つきからして、スペイン人らしいなと感じただけでした。 帽子は、スペインの帽子「ソンブレロ」の一種のようです。 実際、このにはスペインに由来する諺が多く含まれており、特に『ドン・キホーテ』のサンチョ・パンサが口にした諺が相当使われています。 そこで、これはサンチョ・パンサその人を描いたものだと思い当たりました。 サンチョ・パンサは、このように水筒代わりの瓢箪を腰にぶら下げた姿で描かれることも多いようです。 実は、あまり有名ではありませんが、グランヴィルは『ドン・キホーテ』の挿絵もいくつか描いており、1847年にグランヴィルが没したあとに を見ると、やはり瓢箪をぶら下げています。 ただし、やや表情が硬く、上の絵のようなユーモラスな感じには欠けています。 むしろ、同じ Furne版『ドン・キホーテ』(1866年刊)で のほうが、服装や雰囲気がよく似ています。 その他、 (以下のリンク先の画像はwikimediaによる)• 17世紀フランスの• などを見ると、サンチョ・パンサがどのようにイメージされていたかが、だいたいわかります。 上の絵でサンチョ・パンサがシャベルを持っているのは、「諺の樹」に肥料を与えようとしているからでしょうか。 諺という「諸民族」の共通財産に、多くの諺を追加した功績をたたえ、このように描かれているのでしょう。 【向かって左側の人物】 この王様も、最初は誰だかわかりませんでした。 普通、王様を描く場合は、紋章などが描き込まれることが多く、人物を特定する手がかりになるものですが、そうした手がかりがありません。 王冠を見ても、ごくシンプルなもので、国や時代を特定するような特徴に欠けています。 むしろ時代を超えた、おとぎ話に出てきそうな感じさえ受けます。 そこで、絵から推測するのはあきらめて、内容的に考えてみることにしました。 この「諺の復権」を謳っているともいえる野心的な本において、その巻頭を飾る扉絵で、目立つように前面に描かれ、「諺の樹」に水をやっている... このように描くのにふさわしい、歴史的に見て重要な役割を果たした、諺に関係の深い王様といえば、誰か... そう考えたとき、ソロモン王だとひらめきました。 まちがいありません。 旧約聖書の『箴言』の作者に擬せられているソロモン王です。 旧約聖書の『箴言』に収められている格言は、現在でこそ無名の教育者が作ったとされていますが、以前は長らくソロモン王自身が作ったと考えられてきました。 このホームページで取り上げたフランスの諺で、旧約聖書の『箴言』と関連がありそうなのは、「」や「」くらいしかありませんが、聖書に収められている以上、その影響力は計り知れません。 ちなみに、フランス語で「諺」を意味する proverbe は、大文字・複数形で Proverbes と書けば旧約聖書の『箴言』を指します(英語の Proverbs も同様)。 特に中世には、ソロモン王は古代ローマのカトーやセネカと並んで、多くの諺の作者に擬せられ、たとえば『マルクールとソロモンの対話』(マルクールはおそらくカトーのこと)と題される、架空の対話の形式による格言集がもてはやされるなど、いわば別格扱いを受けてきました。 紀元前 10世紀頃の王なので、もちろん当時の絵や図像は残っていませんが、後世になって想像で描かれたソロモン王の絵では、こうしたシンプルな冠をかぶり、ゆったりとした衣服をまとって描かれることが多く、ここに描かれている絵とまったく矛盾しません。 特に、中世に建てられたフィレンツェのサンジョヴァンニ洗礼堂の「天国の扉」に彫刻された名高いをイメージして描かれているようにも思われます。 (あるいは、などは、王冠の形だけでなく、草履のようなものを履いて足の先が見えている点でも似ています)。 上の挿絵では、水をやるソロモン王はいわば「諺の父」、肥料をやるサンチョ・パンサはいわば「諺の母」と位置づけられているとも言えそうです。 なお、上の二人をサンチョ・パンサおよびソロモンと特定することに関しては、このちょうど20年後に描かれたによっても確認されます。 猿と賢者 このは、大雑把にいって、諺をテーマとしてグランヴィルが描いた絵 50枚と、他の諺をテーマとして 4人の文筆家が分担して書いた小話 50篇で構成されています。 50枚の絵で扱われている諺と、50篇の小話で扱われている諺は異なるため、これらの絵は「挿絵」というよりも、文章からは完全に独立した作品となっています(このページでは増補改訂版からカラーで紹介)。 この 50枚の絵とは別に、50篇の小話には小さな挿絵が添えられています(このページの白黒の挿絵)。 しかし、やはり基本的には文章とは異なる内容が描かれています。 ふつう、「挿絵」は文章の内容を補足して視覚化するだけの、いわば文章に「従属」した存在ですが、それとは対照的に、この本で描かれている絵は文章と「対等」な関係を築いています(これこそ画家グランヴィルの理想だったようです)。 この「絵と文章との対等な関係」を象徴的に示しているのが、巻末の目次の上に描かれた、次の絵です。 出典: 左側の「猿」は、よくピエロや道化(どうけ)がかぶる、先端に鈴のついた帽子をかぶり、デッサン用の鉛筆 crayon を抱え、絵を描いています。 これはイラストレーター(画家)を表しています。 右側の「賢者」を思わせる重厚な風貌の人は、文筆家の象徴で、鵞ペン plume で文字を書いています。 19世紀中頃は、まだ万年筆がなく、鵞鳥(がちょう)の羽の先端にナイフで切れ目を入れ、時々インクを浸しながら書く「鵞ペン」(がぺん)が使われていました。 グランヴィルがあえて道化の帽子をかぶった猿の姿によって自分を表現しているのは、一見するとコミカルでありながら、実は絵はカリカチュア(諷刺)による破壊力も秘めていることを示そうとしているのかもしれません。 百の諺 グランヴィル および 〔絵〕 による この 〔絵〕はを表しています。 この表現は古くから存在し、たとえば(16世紀初頭)や、(17世紀中頃)にも取り上げられています。 1808年(グランヴィル 5才の時)に出た俗語辞典(, vol. 1, p. 107)では、次のように説明されています。 「あれは一つの縁なし帽に三つの頭だ」。 これは仲がよく、いつも同じ意見の 3人について言う。 また悪い意味で、ぐるになっている 3人について言うこともある。 上の絵に描かれている縁なし帽の先端には、鈴がついています。 これは道化がかぶる帽子です。 とすると、これは(ぐるになった)「道化三人組」です。 「道化」は「阿呆」に通じることから、「阿呆三人組」のような意味だともいえます。 (フランス語の fou は「道化」、「狂人、気違い、阿呆」などの意味があります)。 つまり、この表紙を見ると、「作者:グランヴィルおよび阿呆三人組」と書かれているような印象を受けます。 ずいぶん人を喰った本です。 ただし、実際には、この本の文章を書いたのは、オールド・ニック(本名エミール・フォルグ)、タクシル・ドロール、アメデ・アシャール、アルヌー・フレミという 4人の文筆家であることが知られています。 いずれも、一流の文学者として後世に名を残すほどの作品は書いていませんが、当時はパリのジャーナリスムの世界(文壇)で活躍した、そこそこ名の通った人たちだったようです。 このうち、エミール・フォルグは『赤と黒』で有名なスタンダールの友人で、イギリスのディケンズらとも交友があり、エドガー・ポーなどの英米の小説の仏訳もしています(筆名「オールド・ニック」は英語で「悪魔」の意味)。 タクシル・ドロールは雑誌「シャリヴァリ」の編集長。 アメデ・アシャールはのちのアレクサンドル・デュマにつらなる剣豪小説の創始者の一人。 本当は4人なのに「三つの頭」という、あたかも3人であるかのようなペンネームを使用しているのは、わざと韜晦(とうかい)の度合いを強めている(わかりにくくしている)からだともいえるでしょうし、そもそも諺として「一つの縁なし帽に四つの頭」という言い方は基本的にはしないので「三つ」と言っているだけだともいえるでしょう。 この「一つの縁なし帽に三つの頭」の絵は、次に取り上げる「白い壁、狂人の紙」の挿絵に出てくる道化棒と見比べるなら、全体として三面の道化棒になっていることが理解されます。 道化棒とは、王の権威を示す笏杖(しゃくじょう)のパロディーで、先端に鈴のついた帽子と並ぶ、宮廷道化師の象徴的な小道具。 長さは 50 cm 前後またはもう少し長い程度で、先端には人面その他の飾りがついています。 Annie Renonciat, J. Grandville, coll. Poche Illustrateur, 2006, p. 121 C 2006, Delpire Editeur, Paris 壁に落書きをしている男は、道化棒を抱え、またフードに鈴がついているのでわかるように、「道化」=「狂人」です。 この男が抱えている道化棒は、上のとそっくりです。 この男は、実はグランヴィルの自画像だと考えられており、右手で J. Grandville とグランヴィルの署名が落書きされています。 それだけでなく、左側にはグランヴィルの助手の名が反転して書かれていることが、グランヴィルの著名な研究家ルノシンアによって指摘されています。 しかし、先日、上のような鮮明な写真を掲載した本を入手し、この落書きを見ていたら、上記 4人の作家の名も書き込まれていることに気づきました。 グランヴィルの右膝の右上(両手を広げた人の角の左右)には Old Nick• その 2 行くらい上(グランヴィルの右脇の右下)には Delord• グランヴィルの左肩の左(道化棒の左下)には Achard• Grandville, 1985, p. 183 実は、この挿絵が添えられた第 44話「白い壁、狂人の紙」は、純真な女が耳に挟んだ話をぺらぺらと話してしまったために秘密が露見し、逃亡者が捕まってしまうという話です。 いわば「真実は 3種類の口からのみ出てくる。 子供の口と、酔っ払いの口と、狂人の口だ」という言葉( I, VII, 17)を地でいくような内容となっています。 この挿絵も、落書きをしているのは「狂人」であり、狂人であるがゆえに真実を暴露している、という趣向になっているといえます。 だからこそ、この本の表紙の「一つの縁なし帽に三つの頭」に似た道化棒を持ちながら、このペンネームの本名が白い壁に落書きの形で暴露されているのだと思われます。 ちなみに、この第 44話の本文と挿絵は、増補改訂版では削除されています。 理由は不明ですが、もしかして本名が暴露されていて都合が悪かったからかもしれません。

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フランス語|語学学習サイト紹介|一橋大学語学ラボラトリー

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フランス語の勉強を初めてみようかなという方向けに、ツールを集めてみました。 2018年3月現在、わたしが考える「これが最強!」と思えるセットは Duolingo 絵で楽しむフランス語 [単語 ] 改定版:音声つき はじめての声に出すフランス語 声に出すフランス語即答練習ドリル この他に、文法学習用の本一冊と辞書があれば、後はそれを繰り返すだけで基礎を固めることができますよ! 学習ツール紹介は、辞書編・中級編・上級編・マニアック編・留学編・各種語学試験編など、仏検やCECRのレベルに合わせて、いいものが出てきたらその都度紹介していこうと思っています。 チェックしてみてくださいませ。 On y va? ヴォキャブラリー学習 デュオリンゴ 無料 単語から始まって、文法、発音、リスニング、スペリングをゲーム感覚で総合的に学べるアプリ。 フランス語の知識がなくても、勘を使ってこなしていくうちに、フランス語のルールを体得できるようになっています。 スコアが表示され、進み具合によってレベルが上がっていく。 同じ言語の学習者同士でコミュニケーションも可能。 スマートフォン・タブレット型端末・Web版があり、無料アカウントを取ればいつでもどこでも学習が可能。 左上の国旗マーク 星条旗 をクリックして「コース」をクリック。 For English Speakers を選ぶ 3. 一覧からFrenchをクリック「これを選択すると画面の言語が英語に変わります」と出るのでOKをクリック。 左上の国旗マークがフランスの三色旗に変わっていれば設定完了です。 無料 CECR(欧州言語共通参照枠) のA1からC1に合わせた語彙レベルのコースを選んで繰り返し語彙を覚えていく英語のアプリmikanのような仕組み。 C1レベルはかなり難しい語も出てくるので、仏検2級以上を目指しているなら使えそう。 duolingoに似ていますが、アプリの作りはイマイチもっさり。 そもそもベースが日本語でないため、ところどころ雑だったりおかしな訳語だったりしますが、仏検の長文読解対策としては使えるのではないかと思います。 自分の単語帳をカスタマイズでき、語も増やせるところは下のQuizletの機能にも似ていますね。 いろいろいいとこ取りをしているんだけど、詰め込み過ぎて動きが悪いのかも。 やや微妙な自動音声による読み上げ機能もついています。 タイムトライアルや神経衰弱などのゲーム形式にできるので、楽しみながらの学習が可能。 モバイル端末アプリは日本語表示が可能。 会話で使う表現や数字・カレンダーなど2,000語以上が収録されており、スイートな見かけによらず頼りになる! 読みがなが振ってあるのも初心者にはありがたいですが、鼻母音の発音は結構微妙・・・。 なにはともあれ、旅行にこの本を携帯すれば結構役に立つのではないでしょうか。 専用サイトからMP3で音声を無料ダウンロードできるのですが、ファイルにややバグがあって再生できない箇所があるのがちょっと残念。 しかし、値段も税抜き1,500円とお手頃。 「絵で楽しむフランス語」の姉妹編、日常会話フレーズが載っています。 一人旅での様々なシーンや、現地で友達ができたらよく使うカジュアルな一言会話がたくさん。 こんな風な表現を使ってみたいな〜と思える内容です。 著者は長年現地でフランス語のひとことを紹介するメルマガを続けてきたので、生きたフランス語表現が学べる。 値段は単語編とおなじ税抜き1,500円。 こちらも音声を無料ダウンロードできるが、クオリティはあまり良くない。 そして、老眼が始まっている生徒さんにはなかなか厳しい文字の小ささ。 すでに出ている「」が初級の学習としてはとても使えるのですが、それでも難しい、という人向けの超初級レベルがこの本になります。 普通のスピード それでも比較的ゆっくり で例文を聞き、ゆっくり練習用スピードで繰り返せるようになっているので慣れない発音も練習しやすいです。 また、既刊の2冊より細かく文法や発音事項が書かれているほか、往年の仏語学習者にはなつかしい石原昭男氏の挿絵が付いていて和みます。 どうしてこうなった・・・ フランス語の口の筋肉を付けるのに最適なドリル。 音声で出される指示や質問に、文のパーツを様々に変化させて答えていく練習問題が詰まっています。 各問にはブランクがあり、その間に声を出して答えられる仕組みになっているので、できれば嬉しいし、できなければ、またやりたくなる。 ブランクの後には正しい解答が聞けるため、シャドウイングも可能です。 挨拶や簡単なやり取りから始まり、初級文法の項目にしたがって少しずつ長く複雑な文を頭のなかで構築し、瞬間的に話す練習ができるようになっています。 複合過去形の練習ページのように、現在形の様々な動詞を活用する章もあるといいなと思います。 あと、男性の声が高くてやや聞きづらい(フランス語の教科書・参考書の音声ではよく聞く声なんですが)。 話すのが苦手な人でも、このドリルを毎日やって2周くらいすれば、だいぶ口にフランス語筋肉が付き、舌が滑らかに動くようになります。 これと中級編をすらすらこなせれば、とても楽しい留学ライフが送れるかも! 参考書っていろいろあって、どれがいいのか迷ってしまいますね。 ただ、1冊で全てを網羅するというのは不可能です。 どんな本を買おうか迷っている方は、最後までひととおりやってみる、2週目をやってみる... できないところを潰して使い倒せる仕組みの本を選ぶといいですよ! Bonne continuation! Photo:.

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