いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう七話。 『いつ恋』最終話はなぜ“ファミレスでの会話劇”で幕を閉じた? 脚本家・坂元裕二の意図を読む|Real Sound|リアルサウンド 映画部

「いつ恋」視聴率が早くも1ケタ 脚本に視聴者から酷評の嵐

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう七話

前回、空に輝く「星」が好きな井吹朝陽(西島隆弘)と、地面に咲く「花」が好きな曽田練(高良健吾)という対比で、二人の優しさの違いについて言及したのだが、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(以下『いつ恋』)第七話では「花」が象徴的なアイテムとして登場する。 参考: まずはタイトルバック。 本作では毎回、シンプルな書体で書かれたタイトルと話数が映像に被さる形で登場するのだが、今回は静恵おばあちゃん(八千草薫)の家にある花壇の萎れた花のアップといっしょに登場するという象徴的な見せ方となっている。 花壇はかつて練が世話していたものだ。 そのためか、萎れた花は祖父(田中泯)の死によって心が折れてしまった練の姿と重なって見える。 花をめぐるやりとりで印象的なシーンがもう一つある。 音のアパートを訪ねた朝陽はジュースの瓶を花瓶に使っていたのを見て、新しい花瓶を買ってきて花を取り変えようとする。 「結婚すれば今みたいにきつい仕事する必要なくなるし、いい部屋にだって住まわせてあげられる」と言う朝陽。 しかし、音は、今の仕事をやめたくないし、この部屋も出たくないと断る。 人から見てどんなに理不尽できつい仕事に見えても、どんなに貧しい部屋に見えても、それは音が自分の力で手に入れた自由にできるものだからだ。 音の気持ちを理解した朝陽は花瓶を取り換えて、その場を立ち去る。 この花と花瓶をめぐるやりとりは、表面上の会話をなぞるならば、花=音、音のアパート=花瓶とみることもできる。 しかし、音から、練に会っていいのか? と聞かれたことに対する朝陽の苛立ちを考えると、一人暮らしの生活を手に入れるきっかけを作った練=古い花瓶、朝陽=買ってきた新しい花瓶と見立てれば恋の三角関係を描いているとも言えよう。 それだけに音が二つの花瓶に花を分けるシーンは優しさゆえに残酷なものを感じさせる。 朝陽の変化をじわじわと描いていく本作だが、その背景に、会社を整理して社員をリストラするという汚れ仕事を父親から命じられたことに対する葛藤があることを忘れてはならない。 朝陽は音との幸せにために「必死に仕事している」と言うが、実際は逆で、理不尽な仕事を任されたが、父に逆らうことができないために受け入れざる負えない精神的重圧から逃れるために音へのアプローチが加速しているのではないだろうか。 第七話冒頭の音への強引なプロポーズの前には、父の命令で実の兄にリストラを告げており、花瓶のくだりの前にも、社員をリストラするための長い会議が開かれている。 朝陽がリストラを告げる場面は本編では描かれないのだが、本作ではあえて具体的な描写をせずに台詞で語られるシーンが多い。 震災の場面がその筆頭だが、おそらく作り手は視聴者に映像の向こう側にあるものを想像してほしいのだろう。

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いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう七話

ひったくり犯の騒動に巻き込まれた杉原音(有村架純)は階段から転げ落ち意識不明の重体となる。 病院に駆け付ける井吹朝陽(西島隆弘)と曽田練(高良健吾)と日向木穂子(高畑充希)。 音に助けられた少女・明日香(芳根京子)は、ひったくり犯として逮捕された青年を助けたいと言うが、朝陽は話を聞こうとしない。 翌日、意識を取り戻した音は、ひったくり犯の青年のことを心配していた。 同じ頃、練は事情を説明するために明日香と警察署に向かっていた。 音と練の心が通じ合っている姿を見た朝陽は音のことを諦め、婚約を解消する。 時を同じくして音の元に里親の林田雅彦(柄本明)が亡くなったという知らせが入る。 足が不自由な義母の知恵(大谷直子)を介護するために、音は仕事を辞めて北海道に戻る。 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(以下、『いつ恋』)の最終話では、まず各登場人物の結末があっさりと描かれる。 朝陽は父の進めるお見合いを受ける。 そして、弱者を食い物にするやり方ではなく真っ当な経営を志すことで、父の征二郎(小日向文世)と向き合おうとする。 木穂子はデザイン事務所で働く恋人からプロポーズされる。 劇団の衣装作りに参加することで新しいスタートを切った市村小夏(森川葵)は、今まで支えてくれた中條晴太(坂口健太郎)と恋人となる。 どれもとってつけたような結末だ。 しかし、ここは役者の名演と映像の力で何とか乗り切ったように見える。 物語の尻つぼみ感は否めない。 だが、そんな欠点を補うくらい、北海道までやってきた練が音とファミレスで再会する場面は素晴らしかった。 練と音の会話はぎこちなく、相変わらず敬語でやりとりしている。 東京での思い出を語る練に対して、拗ねたような態度で不機嫌に話す音。 しかし、その姿は、まるで子どもが親に対して甘えているかのように見える。 誰に対しても誠実に対応する音が、いたずらっ子のように振る舞えるのは練の前だけなのだ。 このシーンを見て、坂元裕二が19歳でヤングシナリオ大賞を受賞した脚本『GIRL -LONG- SKIRT~ 嫌いになってもいいですか~』を思い出した。 男女の会話劇が延々と続く本作は、その後の坂元裕二の核となる部分がむきだしとなった処女作だった。 様々な要素を盛り込んだ『いつ恋』が試行錯誤の末にたどりついたのが、原点回帰とも言える男女の会話劇だったのは感慨深い。 ラスト15分弱を、丸々ファミレスでの会話に費やすというのは、ドラマとしては常軌を逸している。 だが、作り手にとって、この場面こそが本作を象徴する一番やりたかった場面なのだろう。

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『いつ恋』より長いタイトルのドラマがあった (全文) [ドラマ] All About

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう七話

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」1話の無料視聴方法はこちらから! 「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」は2016年1月18日~2016年3月21日放送。 旬なキャストで贈るヒューマン・ラブストーリー。 「若者たちは、生きるために、全力で恋をする」 ここではその「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」1話の無料視聴方法を紹介します。 PandoraTV・Dailymotion・9tsu・miomioなど無料アップロードサイトで視聴しようと思っている方もいるかもしれませんが、そんな必要はありません。 なぜなら確実かつ安全、そして無料で「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」1話の動画を視聴する方法があるからです。 「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」1話の動画を配信する FODプレミアム(フジテレビ公式動画配信サービス)にて、 確実かつ安全に無料視聴する方法を紹介します。 FODプレミアム(フジテレビ公式動画配信サービス)では、 Amazon Pay及びアプリ内課金の登録で初回2週間無料があるので、これを利用して「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」1話を無料視聴することができます。 *配信状況は変更される可能性がありますのでご注意ください。 月額利用料金の設定はありますが、 無料お試し期間があり、これを利用して、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」1話の動画の無料視聴ができます。 ・ 1:失くした手紙が繋いだ奇跡・・・二人は出逢った 幼いころに女手ひとつで育ててくれた母を亡くした杉原音(有村架純)は、育ての親である林田雅彦(柄本明)・知恵(大谷直子)夫妻のもと、北海道のさびれた町で暮らしていた。 雅彦は音を家政婦扱いし、寝たきりになった知恵は音の介護がなければ暮らせない状態だった。 音は、「あきらめること」を教え込まれてきたため、そんな状況をただただ受け入れて生きていた。 曽田練(高良健吾)は東京の運送会社で引っ越しの仕事に就いていた。 福島で、農業に従事する祖父・健二(田中泯)に育てられた練は、人を疑うことを知らない。 健二がだまし取られた畑を買い戻すために上京した練は、運送会社の先輩たちからひどくこき使われ、毎日へとへとになるまで働いていた。 給料は安く、貯金などできないまま、古ぼけたアパートで苦しい生活を送っている。 そんな練には日向木穂子(高畑充希)という恋人がいた。 ・ 2:東京編スタート 都会の現実、募る想い・・・もう一度会いたい 音(有村架純)が東京に来てから1年が過ぎた。 雪が谷大塚駅から徒歩20分の古いアパートを借りた音は、介護施設『春寿の杜』で働き始める。 出勤前と帰宅途中、音は駅前に立って練(高良健吾)を探していたが、あの日以来、一度も会えずにいた。 練は、出勤前にひとり暮らしの静恵(八千草薫)の家に立ち寄るのが日課だった。 静恵の家は練や晴太(坂口健太郎)らのたまり場になっており、練は庭の手入れなどを手伝っていた。 そこで練は、デザイナーになる夢をかなえるために上京してきた幼なじみの小夏(森川葵)を晴太に紹介する。 ・ 3:突然のキス・・・一番幸せな日 音(有村架純)は練(高良健吾)と再会を果たす。 音は、練から携帯電話の番号を教えてもらっていた。 木穂子(高畑充希)は、練のために調理器具や食器、部屋のカーテンなどを買いそろえる。 練の部屋を訪れた木穂子は、勤務している広告代理店で自分の企画が通った、と報告する。 練は、それを聞いて喜んだ。 ある日、音は、勤めている介護施設『春寿の杜』で再び朝陽(西島隆弘)と顔を合わせる。 朝陽は、本社から派遣されてこの春寿の杜で働くことになったのだという。 夜勤を終え、静恵(八千草薫)の家に立ち寄ろうとした音は、木穂子と一緒にいる練に出会う。 練は、付き合っている人、と言って木穂子を音に紹介した。 音と別れた後、練は、「俺だけを見てくれないかな」といって木穂子に交際を申し込む。 木穂子は、気持ちは嬉しい、と応えるが・・・。 ・ 4:あなたを好きになりました 練(高良健吾)は、退院することになった木穂子(高畑充希)に会うために病院を訪れる。 木穂子は、迎えに来る母親と一緒に、しばらくの間帰省することになっていた。 木穂子は、不倫相手とはもう会わないと練に約束する。 練は、そんな木穂子を温かく受け入れる。 音(有村架純)は、朝陽(西島隆弘)が心配するほど働き詰めだった。 ある日、仕事帰りの音はバスの中で練と会った。 しかし、彼の態度は何故かそっけなかった。 柿谷運送の給料日、佐引(高橋一生)は、加持(森岡龍)や練から金を借りようとしてトラブルを起こす。 手取りが減り、小学校に入学する息子の養育費が払えないらしい。 ・ 5:第一部・完結編 突然のさよなら・・・訪れた運命の日 音(有村架純)は、朝陽(西島隆弘)に誘われて屋上へ行く。 朝陽が用意した望遠鏡で一緒に星を見るふたり。 そこで朝陽は、僕のことを好きになれば両想いをあげられる、と彼女に気持ちを伝える。 小夏(森川葵)が練(高良健吾)に思いを寄せていることを知る晴太(坂口健太郎)は、その恋をかなえてあげる、と言い出す。 晴太は、練が地元に帰りたくなるようにすればいい、と小夏に助言した。 音は、仕事帰りのバスの中で練と出会う。 練は木穂子(高畑充希)と一緒だった。 音はバスを降りた練と木穂子が腕を組んで歩いていく後姿をせつなく見つめる。 ・ 6:衝撃の再会 27歳になった音(有村架純)は、介護福祉士の資格を取り、いまも『春寿の杜』で働いている。 元同僚の朋子(桜井ユキ)、今月で契約が切れる美織(林田岬優)と食事に出かけた帰り、静恵(八千草薫)の家に立ち寄った音は、そこで木穂子(高畑充希)と再会する。 木穂子は、3年前に会社を辞めていまはデザイン系の事務所で働いているのだという。 木穂子は、音が練(高良健吾)ではなく、朝陽(西島隆弘)と付き合っていることを知って驚く。 実は音も木穂子も、小夏(森川葵)や晴太(坂口健太郎)らとともにこの家で練と会ったのが最後だった。 木穂子は、練の携帯電話に電話をしてみた。 しかし、その番号はもう別の持ち主に変わっていた。 ・ 7:明かされる真実 彼に何が起きたのか 音(有村架純)は、朝陽(西島隆弘)からプロポーズされる。 しかし音は、朝陽が差し出した指輪を受け取ることができない。 朝陽は、そんな音に、返事はいますぐでなくてもいい、と告げる。 音は、帰ろうとしていた朝陽に、練(高良健吾)と会ったことを切り出す。 朝陽は、練には助けてもらったことがあるから力になってあげたい、という音の思いを受け入れるが・・・。 別の日、音は、柿谷運送の佐引(高橋一生)に会いに行く。 そこで音は、練の祖父・健二(田中泯)が他界したときのことを教えられる。 健二は、入院していた病院を抜け出し、駅で倒れていたところを発見されたのだという。 ・ 8:好きです 音(有村架純)のアパートに木穂子(高畑充希)がやってくる。 木穂子は、いま恋人からプロポーズされるのを待っているのだという。 以前、一度プロポーズされたが忙しくてスルーしてしまったらしい。 木穂子は、プロポーズされたら何も考えないでOKしなければいけない、と音にアドバイスする。 練(高良健吾)は、小夏(森川葵)を連れて静恵(八千草薫)の家に身を寄せ、再び柿谷運送で働き始める。 柿谷運送社長の嘉美(松田美由紀)や、先輩の佐引(高橋一生)、加持(森岡龍)らは、そんな練を手荒く歓迎する。 ・ 9:決意のとき、別れの夜 杉原さん、好きです」。 音(有村架純)のアパートを訪れた練(高良健吾)は、彼女への思いを伝えた。 が、練の気持ちに応えて音が話そうとしたとき、そこに朝陽(西島隆弘)が現れる。 練は外で朝陽と話がしたい、と提案するのだった。 別の日、仕事を終えた練が家に戻ると、小夏(森川葵)が会津の母親と電話で話をしていた。 電話を代わった練は、亡き祖父が残した種を使って育てた大根が収穫の時期を迎えたから手伝いにこないか、と誘われる。 するとそこに、木穂子(高畑充希)がやってきた。 木穂子が練に語り始めた言葉とは。 ・ 10:永遠の約束 音(有村架純)と練(高良健吾)は互いのことを好きであるという気持ちをあらためて確認した一方で朝陽(西島隆弘)はあらためて音に2人で幸せになろうと訴える。 木穂子(高畑充希)はそんな音と練の2人が自分の気持ちに正直に生きてくれるよう2人それぞれに会って懇願していた。 そんな中、音は自分の心を決め、練に会って話をすることを決意、2人は会う約束をする。 約束の日、音はなかなか時間になっても現れない。 練に会いに行く途中の駅で音は奈良から東京に出てきたばかりの少女に出会う。 鞄をとられてしまったという少女、明日香(芳根京子)を助けるために音は騒動に巻き込まれてしまい病院に運ばれる。 fujitv. FODプレミアムは、月額888円(税抜)が Amazon Pay及びアプリ内課金の登録で初回2週間無料お試しができます。 さらに、毎月8の付く日には ポイントがもらえるので、見放題対象外の作品でもポイントで視聴可能!無料お試しだけでもとってもお得です。 8の日キャンペーン・・・登録中の全会員が8のつく8日、18日、28日に400ポイントゲット出来る、毎月合計で最大1200ポイント(1200円分)ゲット出来ちゃうキャンペーンです! ・見放題対象作品・・・月額888円(税抜)で見放題対象作品が何本でも視聴可能!ポイントを消費せずに見れます。 Amazon Pay及びアプリ内課金の登録で初回2週間無料 ・見放題対象外作品(ポイント視聴)・・・月額888円(税抜)以外にポイントを消費しなければ視聴ができない作品です。 8の日キャンペーンで月に最大1,200ポイントがもらえます。 レンタルショップに行くのが面倒だと思っていらっしゃる方、見たいときにすぐ見れるのでとっても便利です。 是非、登録をお勧めします。 無料お試し期間中の解約は料金は発生しないのでご安心ください。 FODプレミアムのコンテンツについて 現在FODプレミアムで配信されているドラマをピックアップしています。 , , ,•

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