アメ 車 キャンピングカー。 千原ジュニアがキャンピングカーを購入!

【2020年上半期】新作キャンピングカー まとめ

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一日の長がある欧米のキャンピングカー 欧米のキャンピングカーの歴史は古い。 ヨーロッパもアメリカもほぼ同時期、1920年代後半から30年代前半に生産をスタートさせている。 ヨーロッパには創立60年以上のビルダーが何軒もあり、最古といわれているのがDeathleffs社だ。 この長い年月の間には大恐慌があったり、戦争があったり。 それでも大きなマーケットとして、産業として存続している陰には、各社の切磋琢磨がある。 交通インフラの変遷、EUの誕生などに翻弄されながら、小型のタイプから超大型モデルまで、多彩な商品を提案し続けている。 デュッセルドルフのショーを見ていても、市場規模を示すデータを調べても、間違いなく巨大産業である。 専用の冷暖房設備や水回りなど、周辺機器の専門メーカーも多数あるし、日本の国産キャンピングカーにも、ドアの金具やキッチンのパーツにこうした部品が使われていることも多い。 長年キャンピングカーを研究しつづけているだけあって、最適なパーツ、最適なレイアウト…その商品は非常に洗練されているといっていい。 「高い」「壊れる」「アフターサービスが不安」「使い勝手がわからない」… 輸入キャンピングカーを敬遠する理由はいくつもあるだろう。 だが、本当にそうなのか?「輸入車だから」というだけで敬遠するのはあまりにもったいないのではないだろうか。 「洗練されたデザイン」と「動力性能」がウリ! 近年、日本への市場拡大が著しいのが、ヨーロッパ製のキャンピングカーだ。 以前から輸入されている老舗ブランドに加え、新興ブランドも続々登場。 生産国だけを見てもドイツ、イタリア、スペイン、スロベニアと様々だ。 具体的に挙げてみると、 《おなじみの老舗ブランド》 デスレフ(ドイツ) ハイマー(ドイツ) バーストナー(ドイツ) ホビー(ドイツ) クナウス(ドイツ) トリガノ フランス アドリア(スロベニア) そのほか、一部、イタリアやイギリスの車両も販売されていた。 《近年登場しているブランド》 サンライト(ドイツ) サンリビング(スロベニア) ローラーチーム(イタリア) エース(スペイン) などが出てきている。 さて、従来はドイツのメーカーの独壇場。 最近は他国が増えてきた、というのが大まかなトレンドだが、ここで面白いのがベース車両だ。 ビルダーの出身国こそさまざまだが、上記のほとんどのビルダーで採用しているベース車両は、 イタリア・フィアット社のデュカトなのだ。 この傾向は年々強まっていて、全ヨーロッパのキャンピングカーマーケットに占めるシェアは7割に上っているという。 なぜそれほどまでにシェアが伸ばせたのか。 今一度、 フィアットデュカトの人気の秘密を整理してみよう。 他メーカーの車種と比べて安価である。 車両重量に合わせてエンジンのバリエーションが豊富。 大きくこの3つが、圧倒的シェアの理由なのだ。 もちろんデメリットもある。 各社同じ車両をベースに採用することで、サイズもレイアウトも「似たり寄ったり」になりがちだということだ。 それではどこで、他社と差別化するか。 それは内容的には「ディティールで勝負」であり、その先は「価格競争」にもつながってゆく。 こうした最近の事情を踏まえて整理してみよう。 ヨーロッパ製キャンピングカーの魅力 洗練されたデザイン ヨーロッパでは、キャンピングカーは家庭生活の延長。 おのずと「キャンピングカー選びの主導権」を握るのは『奥様』ということになる。 女性は特にインテリアのデザインセンスにこだわる傾向があるため、インテリアデザイナーに女性を起用するなどして、デザインに力を入れているビルダーも多い。 実際、日本でヨーロッパ車に乗っているユーザーに聞いても「内装デザインに奥さんが一目惚れした」というのは、よく聞く話なのだ。 コンパクトでシンプル。 だけどフル装備 キャンピングカー先進国なので、それに向けた「インフラ」は整っている。 いわゆるキャンプ場ももちろんあるが、主だった観光地の一角には電源付きで滞在できるサイトで、汚水処理や給水・給油ができたり、コインランドリーやコインシャワーを併設した設備(キャラバンパークなどと呼ばれる)も多い。 しかしこれらはあくまでも、キャンピングカーでの生活を「バックアップ」するためのもの。 そのため、バンコンでもコンパクトサイズのトレーラーでも、キッチンやトイレはしっかりしたものを完備している。 ただ、ここでアメリカ製と発想が違うのは 「家じゃないんだから、多少の簡易さはあたりまえ」と考えること。 デザインはシンプル。 機能性は必要にして十分。 それらをコンパクトにまとめ、かつ、デザインよく。 それがヨーロッパキャンピングカーの装備の真骨頂だ。 車として「低燃費」で「高性能」 ヨーロッパでは一般道でも車両の平均速度は高い。 特にEUが設立してからは国境越えもどんどん楽になり、長距離を走る傾向にも拍車がかかっている。 そのためエンジンはディーゼルが主流。 ディーゼルというと「燃費はいいけど走らない」というイメージがあるかもしれないが、ヨーロッパのディーゼルは優秀で、非常に高い走行安定性が特徴だ。 日本国内でも長距離を走りたいキャンピングカーユーザーにとっては、車両としての性能の高さは大きなメリットといえるだろう。 使い勝手のよいフルフラット 日本でベース車両となるハイエースなどの商用車は、エンジンの上に運転席を置くキャブオーバータイプだが、ヨーロッパのベース車両はよほど大型のものを除けば乗用車のように運転席前にエンジンがあるボンネットタイプだ。 ボンネットタイプは、運転席と居室部分に段差がなく、コクピットから居室への移動もスムーズ。 運転席と助手席を回転させてダイネットに利用するなど、スペースを効率よく無駄なく使えるのもポイントが高い。 ヨーロッパ製キャンピングカーの弱点 バンコンでも、少々大柄 車幅はバンコンで約2m、キャブコンで2. 1~2. これは国産キャブコンとさほど変わらない数字だが、長さ方向には大きな車両が多い。 2人旅仕様のバンコンでも6mクラス、ファミリーユースとなると7mクラスも少なくない。 もちろんその分、車内空間はゆったりだが、駐車場に少々苦労することも。 日本式とは装備の考え方が違う 日本のキャンピングカーは「家庭用エアコンをバッテリーで駆動して熱帯夜でも快適に過ごせる」など「電気などの支援設備が期待できない場所で、いかに快適に寝泊まりできるか」を考えて作られていることが多い。 実際、日本ではまだヨーロッパほどのインフラが整備されていないからだ。 その点、ヨーロッパでは前述のとおりインフラも万全。 ちょっと走れば給油・給水。 キャンプ場以外にも電源つきで停泊できる場所が多いから、家庭用エアコンが回せるほどのバッテリーは搭載していない。 社会インフラに応じた装備なので、日本で快適に過ごすには、オプションを考える必要がある場合もあるだろう。 まとめ いかがだろうか。 それぞれにメリット・デメリットがあるのは乗用車と同じ。 だがキャンピングカーは家であり、乗用車以上に生活スタイルに密着したものともいえる。 何しろ 「生活を積み込んで走る」のだから乗用車以上に悩ましいかもしれない。 日本よりもはるかに長い歴史を持つ欧米式のキャンピングカーには、長年の経験に裏付けられた魅力があるのも事実なのだ。 たとえば、そのままの外車には下駄箱がない。 欧米人はキャンピングカーの中でも靴を脱がないので、げた箱は不要なのだ。 その点、国産キャンピングカーはありとあらゆる状況を想定して、隅々まで配慮してある。 どちらが自分には向いているのか、そんなところも、判断基準になりそうだ。 自分で住みやすいように工夫しようという人もいれば、「郷に入っては郷に従え」で、ルールのほうを変えてみる人も。 いっそのこと「車内を土足OKにしてみる」なんていう対応も、また楽しい。 そして最後にもうひとつ。 「外車は壊れやすい」「外車は高い」。 そんなイメージも今は昔。 確かに修理のために部品を取り寄せたりすると、送料もかかってパーツが高価になる場合もある。 だが、「外車は壊れる」という発想には、大いなる誤解が含まれている。 例えば「ブレーキローター」。 日本車に乗っている人にとっては「滅多に交換しないバーツ」だろう。 だが、欧米ではブレーキローター=消耗品という扱いである。 このように、国産車と輸入車では「常識」が違う場合もある。 ブレーキローターの交換を 「消耗品の交換だ」と考えるか、 「故障した!これだから外車は…」と考えるか。 外車の魅力は深く掘り下げれば掘り下げるほど、輝きを増す。 「外車だから」と無条件に敬遠するのはもったいない!ぜひ、じっくり研究してみてほしい。

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たった37万円で「ハイエース」がキャンピングカーに!? 画期的なシートキット登場。|BE

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キャンピングカーをイメージした時に、最初に浮かぶ国はアメリカなのではないだろうか。 ハリウッド映画にも度々登場するのを見ることもあるだろう。 それも、カーチェイスシーンでの壊され役から、ストーリーの要となるバイプレイヤーまでこなしている。 それだけ、アメリカの生活に溶け込んでいるともいえるだろう。 2017年のキャンピングカー トレーラーを含む 出荷台数はなんと50万4599台。 これは日本の年間出荷台数の約100倍にもなる。 日本で見ると、 アメリカ製キャンピングカーはやはり大きい。 道路事情など、様々な理由から厳しい状況にあるのが現実だが、根強いファンが多いのを見てもわかるとおり、本場ならではの魅力にもあふれている。 そこで今回は、近年、販売台数が復活しつつある アメリカ製キャンピングカーについて考えてみよう。 長い歴史をもつアメリカのキャンピングカー ヨーロッパ同様、アメリカのキャンピングカーも1920年代後半から30年代前半にその歴史は始まっている。 銀色に輝くボディで有名なAirstream社は、アメリカでは数少ない当時から残るビルダーだ。 そもそも、ヨーロッパに比べればアメリカ自体、国の歴史は浅い。 移民国家で人種も多彩。 大地は広大で、東西南北で気候風土も文化風習もまったく違う。 そんな状況を背景に誕生・発展してきたアメリカ製キャンピングカーは、考え方も装備も、使われ方も、ヨーロッパとは大きく異なる。 ヨーロッパは小さな国の集合体だ。 ちょっと走れば隣国である。 都市と都市の距離も比較的近い。 一方、アメリカはただただ、広大な国土である。 内陸には砂漠もある。 山岳地帯も険しい。 古くは駅馬車、やがては大陸横断のヒストリカルロードが敷かれ、大陸横断列車や長距離バスが発達した。 人々は西へ東へ、長距離を旅して歩く。 特に顕著なのは、シニア層のカップルだろう。 子供たちも独立し、仕事からもリタイアしたシニア夫婦は、家を売り払って快適なキャンピングカーを買い、全米各地の子供たちや家族親戚の家を訪ね歩く、という人が珍しくない。 大陸が広いせいか「ロードムービー」好きな人も多いが、リタイア後のセカンドライフに、広い大地をあちこち旅してまわりたいという人は多いようだ。 ダイナミックでおおらかな大陸気質 そんな背景からか、長距離を旅することもあって、 アメリカ製キャンピングカーはとにかく大きくて内部も豪華だ。 もちろん生活面でも快適そのものなので、日本にもファンは多い。 ただ、2000年ごろを境に、国内での取扱台数は減っている。 というのも、その頃から本国では快適さや広さを求めてどんどん大型化が進み、車幅2. 5m超のモデルが主流になってしまったのだ。 日本の道交法では車幅2. 5mまでしか登録できないため、せっかく新型モデルが出ても日本には輸入できない。 そのため、年々数が少なくなってしまったというわけだ。 そんな中、日本の市場ではアメリカ製が減少。 国産車はバリエーションを増やし、ヨーロッパ車も活況を呈してきた。 が、ここ最近になって アメリカ勢の巻き返しがはじまっているのだ。 その主な要因としては• 大型化が進み過ぎて、アメリカ国内でも小型サイズを求める顧客が増えてきたこと(それでも日本では充分大きい)• アメリカでもフォード・トランジットやダッジ・プロマスターなど、新世代のダウンサイジングしたベース車が登場したこと。 顧客の若返りを狙って、リーズナブルなモデルをビルダーが開発してきたことなどがあげられる。 これらの要因を背景に、少しずつではあるが日本で販売されるアメリカ車も増えつつあるのが現状だ。 もう一つ、ここ数年の大きな変化としては、アメリカでのキャンピングカービルダーの業界再編があげられる。 特に2000年以降、その動きが顕著なのだ。 大型化・豪華化が進む一方で、2008年のリーマンショックを受けて、老舗でも倒産した企業も出てきた。 日本の自動車メーカー同様、合併したり傘下に入ったりといった変化が続いた結果、現在は大きくわけて2つのグループが大手といえる状況だ。 ウィネベーゴ• ソアーグループ(エアストリーム、ジェイコなど) さらに日本でのアメリカ製キャンピングカーを語る上で忘れてならないのは、 「アメリカに特注した日本仕様車」の存在だ。 これは、日本のキャンピングカーディーラーが、日本の風土気候や交通事情、生活事情に合わせてアメリカのビルダーに特注して作らせているもの。 例えば、居室部分のエントランスドアを左側に取り付けたり(アメリカ製のままだと右側)、靴を脱ぐ日本人のためにゲタ箱を取り付ける、断熱などを日本の気候風土に合わせるといった工夫だ。 一時期より数は少なくなったが、こうしたモデルもまだ作られている。 アメリカ製キャンピングカーの魅力 たっぷりしたスペース ダウンサイジングしたとはいっても、それは本国での基準に照らしての話。 アメリカでは「コンパクト」と呼ばれるサイズでも、日本へ持ってくれば十分「大型」だ。 その分、室内空間にはたっぷりとしたスペースが。 特にスライドアウト車(壁の一部が外にせり出して、居室が広くなる機構)ともなれば、とても車とは思えない、輸入住宅のような広さになる。 とにかく頑丈でシンプルな機能 搭載されている機器類は無骨だが頑丈にできており、基本的に90年代からほとんど変わっていない。 よく言えば枯れており、悪くいえば進歩がないともいえる。 ただこれにも理由があって、国土の広いアメリカでは「どこでも簡単に直せる」ことは重要なポイント。 最先端すぎる装備では、旅先の田舎町でお手上げになる可能性だってあるということだ。 そのため、住居部分の装備(冷蔵庫やキッチンまわり、照明、冷暖房など)も車両部分も、とにかく頑丈でシンプルな機能に徹している。 デザインは…アメリカン! これは好みがわかれるところ。 最新型の商品を見ても、やはりアメリカのインテリアだなと思わせる、大味なデザインが多い。 レトロなアメリカンテイストの好きな人の中には、アメリカ車の醸し出す独特の雰囲気がたまらなく好きだという人も少なくない。 日常生活をそのまんま、持ち出す ヨーロッパのように「旅先なんだから多少不便でもしょうがない」とは考えないのがアメリカ人。 大型冷蔵庫も3つ口コンロも、とにかく自宅と変わらぬ便利な暮らしをあきらめたくない!とばかりに豪華な設備を一通り備えている。 アメリカ製キャンピングカーの弱点 とにかく大柄なサイズ 「アメリカの基準で」コンパクトと分類されるモデルでも、全長は7m超。 大型モデルともなれば10mを超えるサイズもザラだ。 「奥様でも運転楽々」というキャッチコピーで売っている車が全長11mあるという国である。 もちろん回転半径も大きくなるし、日本の道路事情では、入って行けない場所があることも。 繊細さに欠けるモノづくり 左右一対のはずのものが非対称だったり、化粧カバーを開けると、木材のカットがいい加減だったり。 「見えない部分にまで気配りの行き届いた」日本製品を基準に考えると、お世辞にも「繊細」とは言い難いのがアメリカ製だ。 彼らに繊細さを求めてはいけない。 ある程度の割り切りは必要だ。 そのおおざっぱさが許せる人か、許せない人かで、好みや評価は分かれるところだろう。 まとめ 乗用車ですら、アメリカ車は大きいと敬遠されがちだ。 さらに大型なキャンピングカーともなれば、ハッキリ言って「万人向き」とはいいがたい。 ただ、なにしろ年間50万台超が売れる巨大マーケットである。 子どもから大人まで、様々な人が使うことを考えて作られているので、とにかく頑丈でシンプル。 そして使いやすくできている。 各所のメカニズムについても、先に書いたように、いたずらに最新のシステムを追いかけることはせず、扱いやすく直しやすい事を優先しているように見える。 それを、古臭く繊細さに欠けると捉えるか、少々ラフに扱っても壊れないタフな造りと捉えるかで、感じ方が全く違ってくるだろう。 車両に関しても、それは同じだ。 水もガソリンもない大陸のど真ん中で、もし車が止まってしまったら? それは死の可能性にも直結するシビアな問題だ。 そのため、アメリカ製の車はよほどのことがないかぎり、路上で止まってしまうようなことはない。 無骨だがタフで便利。 そんなテイストが好きな人にはピッタリなのが、アメリカ製キャンピングカーなのだ。

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輸入キャンピングカー(ヨーロッパ車)|キャンピングカースタイル

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一日の長がある欧米のキャンピングカー 欧米のキャンピングカーの歴史は古い。 ヨーロッパもアメリカもほぼ同時期、1920年代後半から30年代前半に生産をスタートさせている。 ヨーロッパには創立60年以上のビルダーが何軒もあり、最古といわれているのがDeathleffs社だ。 この長い年月の間には大恐慌があったり、戦争があったり。 それでも大きなマーケットとして、産業として存続している陰には、各社の切磋琢磨がある。 交通インフラの変遷、EUの誕生などに翻弄されながら、小型のタイプから超大型モデルまで、多彩な商品を提案し続けている。 デュッセルドルフのショーを見ていても、市場規模を示すデータを調べても、間違いなく巨大産業である。 専用の冷暖房設備や水回りなど、周辺機器の専門メーカーも多数あるし、日本の国産キャンピングカーにも、ドアの金具やキッチンのパーツにこうした部品が使われていることも多い。 長年キャンピングカーを研究しつづけているだけあって、最適なパーツ、最適なレイアウト…その商品は非常に洗練されているといっていい。 「高い」「壊れる」「アフターサービスが不安」「使い勝手がわからない」… 輸入キャンピングカーを敬遠する理由はいくつもあるだろう。 だが、本当にそうなのか?「輸入車だから」というだけで敬遠するのはあまりにもったいないのではないだろうか。 「洗練されたデザイン」と「動力性能」がウリ! 近年、日本への市場拡大が著しいのが、ヨーロッパ製のキャンピングカーだ。 以前から輸入されている老舗ブランドに加え、新興ブランドも続々登場。 生産国だけを見てもドイツ、イタリア、スペイン、スロベニアと様々だ。 具体的に挙げてみると、 《おなじみの老舗ブランド》 デスレフ(ドイツ) ハイマー(ドイツ) バーストナー(ドイツ) ホビー(ドイツ) クナウス(ドイツ) トリガノ フランス アドリア(スロベニア) そのほか、一部、イタリアやイギリスの車両も販売されていた。 《近年登場しているブランド》 サンライト(ドイツ) サンリビング(スロベニア) ローラーチーム(イタリア) エース(スペイン) などが出てきている。 さて、従来はドイツのメーカーの独壇場。 最近は他国が増えてきた、というのが大まかなトレンドだが、ここで面白いのがベース車両だ。 ビルダーの出身国こそさまざまだが、上記のほとんどのビルダーで採用しているベース車両は、 イタリア・フィアット社のデュカトなのだ。 この傾向は年々強まっていて、全ヨーロッパのキャンピングカーマーケットに占めるシェアは7割に上っているという。 なぜそれほどまでにシェアが伸ばせたのか。 今一度、 フィアットデュカトの人気の秘密を整理してみよう。 他メーカーの車種と比べて安価である。 車両重量に合わせてエンジンのバリエーションが豊富。 大きくこの3つが、圧倒的シェアの理由なのだ。 もちろんデメリットもある。 各社同じ車両をベースに採用することで、サイズもレイアウトも「似たり寄ったり」になりがちだということだ。 それではどこで、他社と差別化するか。 それは内容的には「ディティールで勝負」であり、その先は「価格競争」にもつながってゆく。 こうした最近の事情を踏まえて整理してみよう。 ヨーロッパ製キャンピングカーの魅力 洗練されたデザイン ヨーロッパでは、キャンピングカーは家庭生活の延長。 おのずと「キャンピングカー選びの主導権」を握るのは『奥様』ということになる。 女性は特にインテリアのデザインセンスにこだわる傾向があるため、インテリアデザイナーに女性を起用するなどして、デザインに力を入れているビルダーも多い。 実際、日本でヨーロッパ車に乗っているユーザーに聞いても「内装デザインに奥さんが一目惚れした」というのは、よく聞く話なのだ。 コンパクトでシンプル。 だけどフル装備 キャンピングカー先進国なので、それに向けた「インフラ」は整っている。 いわゆるキャンプ場ももちろんあるが、主だった観光地の一角には電源付きで滞在できるサイトで、汚水処理や給水・給油ができたり、コインランドリーやコインシャワーを併設した設備(キャラバンパークなどと呼ばれる)も多い。 しかしこれらはあくまでも、キャンピングカーでの生活を「バックアップ」するためのもの。 そのため、バンコンでもコンパクトサイズのトレーラーでも、キッチンやトイレはしっかりしたものを完備している。 ただ、ここでアメリカ製と発想が違うのは 「家じゃないんだから、多少の簡易さはあたりまえ」と考えること。 デザインはシンプル。 機能性は必要にして十分。 それらをコンパクトにまとめ、かつ、デザインよく。 それがヨーロッパキャンピングカーの装備の真骨頂だ。 車として「低燃費」で「高性能」 ヨーロッパでは一般道でも車両の平均速度は高い。 特にEUが設立してからは国境越えもどんどん楽になり、長距離を走る傾向にも拍車がかかっている。 そのためエンジンはディーゼルが主流。 ディーゼルというと「燃費はいいけど走らない」というイメージがあるかもしれないが、ヨーロッパのディーゼルは優秀で、非常に高い走行安定性が特徴だ。 日本国内でも長距離を走りたいキャンピングカーユーザーにとっては、車両としての性能の高さは大きなメリットといえるだろう。 使い勝手のよいフルフラット 日本でベース車両となるハイエースなどの商用車は、エンジンの上に運転席を置くキャブオーバータイプだが、ヨーロッパのベース車両はよほど大型のものを除けば乗用車のように運転席前にエンジンがあるボンネットタイプだ。 ボンネットタイプは、運転席と居室部分に段差がなく、コクピットから居室への移動もスムーズ。 運転席と助手席を回転させてダイネットに利用するなど、スペースを効率よく無駄なく使えるのもポイントが高い。 ヨーロッパ製キャンピングカーの弱点 バンコンでも、少々大柄 車幅はバンコンで約2m、キャブコンで2. 1~2. これは国産キャブコンとさほど変わらない数字だが、長さ方向には大きな車両が多い。 2人旅仕様のバンコンでも6mクラス、ファミリーユースとなると7mクラスも少なくない。 もちろんその分、車内空間はゆったりだが、駐車場に少々苦労することも。 日本式とは装備の考え方が違う 日本のキャンピングカーは「家庭用エアコンをバッテリーで駆動して熱帯夜でも快適に過ごせる」など「電気などの支援設備が期待できない場所で、いかに快適に寝泊まりできるか」を考えて作られていることが多い。 実際、日本ではまだヨーロッパほどのインフラが整備されていないからだ。 その点、ヨーロッパでは前述のとおりインフラも万全。 ちょっと走れば給油・給水。 キャンプ場以外にも電源つきで停泊できる場所が多いから、家庭用エアコンが回せるほどのバッテリーは搭載していない。 社会インフラに応じた装備なので、日本で快適に過ごすには、オプションを考える必要がある場合もあるだろう。 まとめ いかがだろうか。 それぞれにメリット・デメリットがあるのは乗用車と同じ。 だがキャンピングカーは家であり、乗用車以上に生活スタイルに密着したものともいえる。 何しろ 「生活を積み込んで走る」のだから乗用車以上に悩ましいかもしれない。 日本よりもはるかに長い歴史を持つ欧米式のキャンピングカーには、長年の経験に裏付けられた魅力があるのも事実なのだ。 たとえば、そのままの外車には下駄箱がない。 欧米人はキャンピングカーの中でも靴を脱がないので、げた箱は不要なのだ。 その点、国産キャンピングカーはありとあらゆる状況を想定して、隅々まで配慮してある。 どちらが自分には向いているのか、そんなところも、判断基準になりそうだ。 自分で住みやすいように工夫しようという人もいれば、「郷に入っては郷に従え」で、ルールのほうを変えてみる人も。 いっそのこと「車内を土足OKにしてみる」なんていう対応も、また楽しい。 そして最後にもうひとつ。 「外車は壊れやすい」「外車は高い」。 そんなイメージも今は昔。 確かに修理のために部品を取り寄せたりすると、送料もかかってパーツが高価になる場合もある。 だが、「外車は壊れる」という発想には、大いなる誤解が含まれている。 例えば「ブレーキローター」。 日本車に乗っている人にとっては「滅多に交換しないバーツ」だろう。 だが、欧米ではブレーキローター=消耗品という扱いである。 このように、国産車と輸入車では「常識」が違う場合もある。 ブレーキローターの交換を 「消耗品の交換だ」と考えるか、 「故障した!これだから外車は…」と考えるか。 外車の魅力は深く掘り下げれば掘り下げるほど、輝きを増す。 「外車だから」と無条件に敬遠するのはもったいない!ぜひ、じっくり研究してみてほしい。

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